医学講座
第57回日本形成外科学会【長崎】④
早朝の飛行機で東京から帰って来ました。
早起きは苦手ではないですが、
6:25発の便に搭乗するため…
4:30起きでした。
さくらんぼさんは毎日早起き、
尊敬いたします。
航空会社の方、
空港で働く方も早起き。
ありがたいことです。
■ ■
冨士森先生に学会ではお聞きできないことを、
一時間のバスの中でお聞きしました。
私がお聞きしたかったこと?
先生の健康法は何ですか?
どうしたら…
長く形成外科を続けられるのですか?
■ ■
冨士森先生のお話しです。
特別な健康法はありません。
長く仕事を続けるから、
元気なんじゃないですか?
なるほど…
たくさんの患者さんが先生を頼って来院されます。
今回も発表してくださった、
義眼床形成という難しい手術は、
他の先生にはできません。
■ ■
日本形成外科学会には、
たくさんの優秀な先生がいらっしゃいます。
ただ残念なことに、
理事長経験者ですら…
冨士森先生のように毎年学会に出席され、
80歳を超えて発表なさる先生はいません。
■ ■
冨士森先生が学会で見せてくださる、
一人の患者さんが赤ちゃんの時から、
20歳を超えて成長されるまでの経過など、
どんなに大学病院の先生ががんばっても無理です。
一人の形成外科医が、
何人もの人生を助けています。
■ ■
冨士森先生は、
形成外科医の社会的地位向上も考えていらっしゃいます。
若い先生が糸でひっぱったり…
レーザーを当てて…
(お金儲けだけを考えて)
雇われて(美容外科で)働いている。
まじめな形成外科医が、
(他の美容外科で失敗したのを)
安いお金で治してあげているのは不合理
もっと考えなくてはいけない。
■ ■
冨士森先生のように…
何でもはっきりおっしゃる先生が、
他にはなかなかいらっしゃいません。
京都駅前で、
長い間ご開業され、
たくさんの形成外科医を育てられた先生、
これからも私たちにたくさんのことを教えてください。
冨士森先生とお話しができて、
60歳の還暦を前に、
引退時期を考えていた私は、
83歳で現役の先生から元気をいただきました。
冨士森先生ありがとうございました。