医学講座
日本形成外科学会2009-④
昨夜、横浜から帰ってきました。
札幌は少し寒いですが、
やはり住み慣れた街
住み慣れた自分の家はいいものです。
電気かみそりもあるし…
電動歯ブラシもあるし…
出張にPCは持って行きますが、
他のものはホテルのもので済ませます。
■ ■
今回の学会で一番印象に残った発表が、
京都の冨士森先生のご発表でした。
パネルディスカッションⅣ
外形美へのこだわりと私の基準
冨士森先生のご発表は、
顔の表情は眼が変える
冨士森形成外科医院
冨士森良輔
■ ■
冨士森先生は京都大学のご出身で、
元京都大学形成外科講師。
私の恩師である大浦武彦先生と同年代です。
現役で形成外科医を続けていらっしゃる、
日本形成外科学会の中でも、
最古参で、
形成外科の草分け的存在の、
重鎮の先生です。
■ ■
今回の冨士森先生のご発表は、
形成外科の中でも、
もっとも難しいといわれる、
義眼床再建(ぎがんしょうさいけん)
についてでした。
義眼床再建とは、
病気で子どもの頃に眼球摘出を受けた方に
義眼を入れるスペースを作る手術です。
■ ■
眼球摘出となる原因の多くが、
眼のがんであることが多いため、
患者さんの多くは放射線治療を受けています。
義眼を入れるスペースが小さくなるために…
次第に義眼が入らなくなります。
小学生くらいの小さな子どもさんから、
思春期を迎えた頃の方が困っています。
■ ■
ふつうの義眼は、
ちょっと義眼とは気付かないこともあるくらい、
よくできています。
ただ、義眼床再建を必要とする方は、
上まぶたも下まぶたも障害を受けるために、
眼の形が変わってしまいます。
義眼床再建をしても、
結局…
患者さんは、
ずっとガーゼで目を隠し続けることがあります。
■ ■
冨士森先生は、
ご自分が昔、一生懸命手術をしたけれども…
術式の誤りで、
良い結果を出せなかったと…
懺悔(ざんげ)とも受け取れるお言葉で
私たちに教えてくださいました。
私は、冨士森先生のお言葉とご発表に、
深い感銘を受けました。
■ ■
冨士森先生の半世紀以上にもわたる…
手術方法の改良によって、
最近の症例はとても素晴らしい結果でした。
義眼床再建は、
私たち形成外科医にとって、
それほど多く診る機会はありません。
義眼床再建でしたら、
京都の冨士森形成外科医院
をおすすめいたします。
冨士森先生ありがとうございました。
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冨士森形成外科医院
京都駅から約200m
京都市下京区西洞院塩小路上ル
日生三哲ビル2F
電話 075-341-2160
私が入院中 同じ部屋の方にきれいな女性のお見舞客がいらっしゃいました。帰ってから 部屋のその方から「今の人、眼の癌で片目が義眼で夜、目玉を取り出して 消毒液につけとくのよ。」私は 「え〜!」と思いました。 まじまじとは みなかったのですが、義眼とはまったく気がつきませんでした。それにすごく明るくて、同じ部屋の難病の方を励まして行きました。
私は 詳しくは 聞かなかったのですが ただ 義眼を入れるのだと思っていましたが、やはり 土台となる形成外科の手術もあるのですね。そうでなければ あれくらい自然には見えないと思います。手術や入院や通院は大変ですが、いろんな方のパワーや勇気、前向きな姿を 見させていただき、私自身も勇気づけられました。
先生 今日は早く休んでくださいね?
こんばんは。学会、お疲れ様でした。
「義手」「義足」「義眼」「義耳」…「義」の付くものを体のどこかに付けると言う事は精神的負担も大きいですし、不便・不自由を感じることでしょうね。当たり前にある私達には「身になる」事はできないでしょう。
お店にも、右手が義手のお客様がいらっしゃいます。最初はどこまでお手伝いしていいのか、どこからが…言葉は悪いですが“余計なお世話”なのか察して差し上げることができず、戸惑ったものです。
12年もいますと、お客様とも親しくなり、ご自分が望む事を口に出して頂けるようになり、今は手を差し伸べるタイミングもうまくつかめるようになりました。
大切なのは「身になる」事ではなく、健常者として少しでもそのような方々が過ごしやすい環境を作って差し上げる…お手伝いをしてあげる…という事なのかもしれないと感じました。
本間先生、学会お疲れ様でしたm(__)m
昨夜、札幌に戻ってこられて今日も診察だった…んですよね?
横浜と札幌では温度差があるので風邪ひかないように気を付けて下さい。
お疲れ様でしたm(__)m
やっぱり家がいいですよね(^-^)ホテルはアメニティは揃っていますが、かってが違ったり…。無事、帰省されて良かったです。
『顔の表情は眼が変える』そうですね、確かにそう思いますね。もっと言えば、眼輪筋が表情を作るスタート、中心でありその他の表情筋を豊かにする役割を担っているのではないかとも思います。言いすぎでしょうか?下垂があると表情が乏しくなったり、その他身体に及ぼす影響は多大なのだとわかりました。不幸にも何らかの病気や事故で、眼球を失われたお子様に対し、富士森先生は、義眼床再建形成の取り組みもされているのですね。光を失うだけでもかなり辛いですよね。見た目も空洞が出来たままだったり、遠くから見ても義眼だとわかるようでしたら、かなり辛いと思います。親御様も辛いですし苦しみます。義眼が、本物の眼球に近づいてきているのでその点は良かったです。義眼床が放射線照射で萎縮したりしてしまうのは、知らなかったです。視覚は取り戻せないけれど、義眼床を作る手術で、形成や美容的に救われ、前向きになれる方がいらっしゃるなら本当に良かったと思いますね。
追記:先程、眼輪筋が表情を作る中心と書きましたが、考えてみるとスタートは眼瞼挙筋が表情を作るのかなと思いました。目を開き方によって表情を出している気がしました。個人的意見ですm(._.)m
形成外科学会お疲れ様でした。
①~④まで読ませていただきましたが、美容形成は医療が進んでいるのも事実ですが、進んでいるというよりは昔からの技術をコツコツと改良したりと努力がとても感じられるものだと思います。
一昨年になるかと思いますが、私の地方の総合病院では形成外科での治療で年間に数件だけ美容形成があったとその先生は話していましたが、まだまだ美容部門が中心とはならないだろうと話されており、またその先生が、「それなら個人の信頼できる美容クリニックで実践を積まれた先生に手術していただく方が安全(美容形成では)ですよ。とセミナーで話されていました。
昔から行われている治療方法が今改良され手術している現状が多いように感じますが、日本が美容形成の進歩を切願しております。
おはようございます。朝のテレビで札幌 雪降ってました。先生 みなさん 風邪ひかないよう 気をつけて がんばってください。