昔の記憶

お母様からのコメント

 4月1日の日記で引用させていただいた、
 北海道新聞の『いずみ』の、
 平松奈緒美様からコメントをいただきました。
 コメント:
 こんばんは。
 札幌医大について色んなサイトを見ていましたら、偶然こちらに辿り着きました。
 ヒットしたタイトルの最後に「四浪」と書かれていたのを見つけ、もしかしたらこの先生も四浪だったのかしら…と思い、早速開いてみましたら、自分が投稿した記事が目に入り驚きました…。四浪は先生ではなく、自分の息子でした…失礼致しました。
 自分の知らないところで、お医者様からこんな有難いお祝いのお言葉を頂いていたなんて感激致しました。メールでやり取りしていた息子にすぐに知らせました。本人もすぐに拝見させて頂き、同様に驚き、そして感激していました。本当にありがとうございます。
 息子は生後7ヶ月で小児喘息の宣告を受けました。小学校高学年までは何度も何度も入退院を繰り返しました。最後の入院は一昨年の10月…医学部を目指して勉強している最中でした。
 発作がおきて時間外に病院に駆け込み、先生の顔を見た時の「やっと楽になれる」と言う安心感が忘れられないと話しておりました。
 まだ漠然としているのでしょうが、小児科医を目指したいと言うのも、そんな経験からなのだと思います。
 息子はこの4年間で、勉強以外のとても大切な事をたくさん学びました。私達親は普通の公務員とスーパーのパートです。してやれる事は限られていましたが、その中で最大限の努力をしてくれたと思っています。私達は医師になって欲しかったのではなく、努力の結果は報われる…人生に無駄はないんだと言う結果と感動を味わってほしいと思い続けていました。それが、息子の願っていた結果に繋がった…と言う事だと思っています。
 長々と失礼いたしました。私も今違う感動を味わっています。本当にありがとうございました。
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 お母様からのコメントは、
 2009年4月18日午前2時32分に着信していました。
 夜遅くまでスーパーで働き、
 深夜にネットで私の日記をご覧いただいたのでしょうか?
 コメントをいただきありがとうございました。
 あらためておめでとうございます
 ご子息は新入生オリエンテーションが終わり、
 講義がはじまった頃でしょうか?
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 今頃の時期は、
 各クラブからの勧誘が盛んで、
 新歓(しんかん)と呼ばれる、
 新入生歓迎のコンパが行われている…?
 のだろうと推測します。
 平松様のご子息だけではなく、
 今年、入学した多くの学生さんが
 新生活をはじめられています。
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 平松様が書かれていたように、
 努力の結果は報われる…
 人生に無駄はないんだと言う結果と感動を
 味わってほしいと思い続けていました。
 私も、まったくその通りだと思います。
 私が尊敬する、
 予備校時代にお世話になった、
 矢野雋輔先生は、
 受験生は厳しいけれど…
 夢がある人生で最もロマンチックな時期だと、
 18歳の私に教えてくださいました。
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 医師になっても…
 仕事はきついし…
 自分の技量に限界を感じることもあるし…
 最善の努力をしたつもりでも、
 最悪の結果となり、
 裁判所で被告席に座らされる医師もいます。
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 私の人生も平坦ではありません。
 かつては同僚に裏切られ
 実の娘にも信頼の絆を切られました。
 ビルの改築問題などで…
 夜も眠れないことがあります。
 でも、こうして嬉しいお便りをいただくと、
 元気を出して働こうという気持ちになれます。
 平松様ありがとうございました。
 ご多幸を祈念しております。

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