昔の記憶
医学部合格への道②
私が卒業したのは、
国公立大学医学部の中では、
ランクが下の、
札幌医科大学です。
それも約30年前です。
偉そうなことは言えませんが、
これから医師を目指す方へのアドバイスです。
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東大理Ⅲや慶応(医)など、
超難関の医学部ではありません。
志(こころざし)を持って、
サラリーマンの子弟でも行ける、
ふつうの国公立大学医学部への、
合格への道です。
最難関の東大理Ⅲでも、
医師国家試験合格率は100%ではありません。
入学後に留年する人もいます。
国家試験に合格していただける、
医師免許証は国立でも私立でも同じです。
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札幌市内で進学校といわれる、
札幌南や札幌北でも、
現役合格が難しいのが、
国公立大学の医学部です。
先日ご紹介した、
深澤信博先生の文章
にありましたが、
医師となった喜びを感じられるのは、
幸せは他人に尽くせること,
そしてその人の喜びと感謝の気持ちに
共感できることです。
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医師になって30年が経ちます。
私は深澤先生のように立派な医師ではありません。
苦労して勉強して
医師になってよかった
と思うのは、
先生、ありがとうございました
と言っていただけた時です。
時には予想外の結果で、
苦言をいただくこともあります。
そういう時にも、できる限りのことをいたします。
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勉強は孤独です。
自宅に引きこもっていると
自分を見失う恐れがあります。
朝、早くから夜遅くまで、
全員が勉強をしている環境にいると、
自然と勉強するようになります。
成績を向上させるコツとポイントは、
よい先生や参考書を見つけることです。
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私は回転寿司に行くと、
隣の人が注文した美味しそうなネタを、
注意深く見ています。
そうすると、
美味しいネタがわかります。
受験勉強も同じです。
予備校の自習室などを利用すると、
成績がよい人がどんな勉強をしているかわかります。
友だちになって、
話しをするのもよい方法です。
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高校生向けの予備校の授業は、
先生がよければ成績UPにつながります。
進学校と呼ばれる学校でも、
科目によって先生を選ぶことはできません。
予備校の授業は、
先生を選択して受けることができます。
私は化学の授業で自分の医進クラスではなく、
他クラスの授業を聴きに行きました。
その橋本先生は北大理学部の大学院生でしたが、
とても明快な授業でした。
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お金持ちになりたいなら、
医学部を受験することはおすすめしません。
投資家や上場企業の社長さん、
IT関連の社長さんをおすすめします。
他人の役に立ちたい
自分も困ったので
医学を勉強したい
という人に医学部へ進学して欲しいと思います。
人生は何が幸いするかわからない、
努力+αがあるかもしれない
という深澤先生のお言葉に同感です。
医学部を目指して頑張ってください。