院長の休日
北海道の景気判断引き下げ
平成27年1月16日、北海道新聞朝刊のトップ記事です。
北海道の景気判断引き下げ
電気料金と円安が足かせ
日銀の1月の さくらリポート が北海道の景気判断を全国で唯一引き下げた背景には、北海道電力が他の電力会社に先駆けて昨年11月に踏み切った 電気料金 再値上げによる負担増がある。電気料金の高止まりは当面続くとみられ、円安に伴う輸入品価格の値上がりと相まって、企業活動や個人消費の足かせになっている。
判断引き下げの直接の引き金は、公共工事の発注前倒しの反動という季節的な事情。ただ、さくらリポートには「大量の電力を消費するため、電気料金の負担増が収益を圧迫している」などとする製造業者の窮状が、札幌、函館支店から紹介された。
東日本大震災後、電気料金を値上げした全国7電力のうち再値上げは北電だけ。値上げ幅は、冬場の激変緩和期間でも家庭向けで平均12.43%、企業向けで同16.48%。日銀で記者会見した曽我野秀彦札幌支店長は「再値上げの影響はあらゆる産業、家計に響く。マインドを悪化させている要因なのは間違いない」と言う。
製造業比率が全国平均に比べて低いとされる道内は、急激に進む円安による輸入品価格の値上がりに苦しんでいる。 消費税増税 に伴い落ち込んだ個人消費の回復も定かではない中での電気料金再値上げはマイナスでしかない。
円安による 外国人観光客 の増加や原油安に伴うガソリン、灯油価格の値下がりなどの明るい兆しもあるものの、曽我野支店長は「北海道で(景気)拡大という言葉を使う時期が来るのでしょうか」といぶかった。(東京報道 舟崎雅人)
(以上、北海道新聞より引用)
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日銀の札幌支店長さんが、
「北海道で(景気)拡大という言葉を使う時期が来るのでしょうか?」
…とご心配いただくように、
北海道は不景気です。
百貨店の売上も、
札幌駅前の大丸以外は軒並み対前年比ダウン。
消費税UPに加えて、
電気料金値上げが痛いです。
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暖かい地方の方にはわからないでしょうが、
北国で生きる者にとって…
冬の暖房が命です。
電気料金が値上がりして、
灯油が1リットル100円を超えると、
消費マインドは極端に低下します。
財布のひもを締めます。
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2015年になって、
唯一の救いは、
原油価格下落によって、
ガソリンと灯油が下がっていることです。
1リットル150円以上もしたガソリンが、
20円以上下がっています。
灯油価格も下がっています。
超ありがたいことです。
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2015年にいただいた年賀状。
北海道内の同業者からは、
アベノミクスってどこの国の話し?
景気悪いです
…こんなひとことばかりでした。
雪国ならではのハンディもありますが、
何とか北海道の景気も回復させていただきたいです。
政治に期待?しています。