医学講座
ころばないように歩く
昨日の院長日記、
足元に気をつけてに、
なっちゅんさんからコメントをいただきました。
ラスト4行、
先生らしいですね。
素晴らしい言葉です
ありがとうございます。
素直に喜んでいます。
■ ■
いつも足もとにも、
その先にも注意して歩いています。
常に新しい知識を入れて、
気をつけて診療をしています。
医療には事故がつきものです。
どんなに気をつけても、
気をつけすぎはありません。
■ ■
30年以上医者をやっていると、
ひやり
はっと
どころではなく、
重大な事故になったり、
患者さんが亡くなったりする事故も見ました。
ちょっとでも油断すると、
危険なことがたくさんあります。
■ ■
還暦を過ぎて思うことです。
ころばないように歩くのは
雪道も
人生も大変です
医療も大変です
ちょっとの油断が
事故になります
明日はわが身と思って、
毎日ころばないように慎重に診療をしています。
■ ■
事故だけではありません。
経営も大変です。
華やかに見える医療業界、
倒産する医療機関や
吸収合併になる病院も、
たくさん出ています。
国公立病院は赤字が多いです。
TVで派手に宣伝していても、
もう無くなった美容外科はたくさんあります。
■ ■
お金もうけだけを考えてやっていると、
いつか必ずころぶ日が来ます。
脱税で、
医師免許を無くした先生もいます。
死亡事故を起こした先生もいます。
自分だけは事故を起こさないなんて、
絶対に思わないことです。
自分だっていつかころぶかもしれない、
だからより慎重に歩こうというのが、
私の医師としての歩き方です。