医学講座
豊胸(バッグか注入か)2015
豊胸手術の歴史2015に、
私の考えとして、
シリコンバッグを使う方法は、
たとえ乳がんになってもわかりやすい。
注入は、
脂肪でもヒアルロン酸でも、
わかりにくいと私は思います。
注入を受けた人は、
ふつうの人の何倍も乳がんに気をつけてほしい
…と書きました。
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エビデンスがあるわけではありません。
私の感覚です。
間違っていたら、
申し訳ありません。
豊胸手術を受けた女性が、
乳がんになることがあります。
豊胸で、
乳がんの確率が高くなるのではありません。
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豊胸をしていない女性が、
乳がんになるのと同じ確率だと思います。
問題は、
見つけやすいか?
見つけにくいかです。
最初に気付くのは、
患者さん自身です。
■ ■
女性の胸はやわらかいです。
食パンと、
レーズンパンを考えてください。
やわらかい食パンの中に、
一個だけレーズンが入っていたとします。
食パンを、
硬い卵の上にのせて
丸く盛り上げてあげると、
レーズンが見つけやすいです。
■ ■
もし、
食パンが、
フレンチトーストのようになっていると、
中にあるレーズンは見つけにくいです。
食パンの下に卵を置くのが、
シリコンバッグ
食パンに卵をしみこませた、
フレンチトーストが、
注入法です。
■ ■
実際に検査をする先生にもよります。
何例か豊胸手術を受けた患者さんを診たことがある、
乳線外科の専門医と、
おっぱいが専門外の、
何でも診る検診の先生では違います。
私は、
札幌医大第一外科のおっぱいチームだった、
札幌ことに乳腺クリニック(浅石和昭先生)
札幌乳腺外科クリニック(岡崎亮先生)をご紹介しています。
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豊胸は悪いことだとは思いません。
小さな胸で悩むのは、
日本人女性だけではありません。
でも、
ちょっと考えてください。
将来、もし乳がんになった時に、
わかりにくい豊胸は注意です。
チェーン店のベテランカウンセラーの女性は、
将来のことまで考えてはくれません。
ご自分を守るのはご自身です。