医学講座
第27回日本形成外科学会基礎学術集会(東京)②
第27回日本形成外科学会基礎学術集会の報告です。
毎年春に開催される日本形成外科学会は、
形成外科の臨床に関する発表が大部分です。
私のような開業医は通院でできる手術しかしておらず、
大きな再建手術をすることはありません。
唇裂の手術もすることがありません。
それでも学会に参加すると勉強になります。
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はっきり白状します。
日本形成外科学会基礎学術集会に参加しても、
私は分子生物学はわかりません。
難しい略号もわかりません。
発表を聴いていても眠くなります。
今年の基礎学術集会のテーマです。
未知への挑戦―まだ見ぬ世界へ―
次世代の新しい治療の開発に向けて、
日々の基礎的研究が行われておりますが、
新しい技術、方法を生み出すには、大きな挑戦が必要となります。
このような研究を行っている先生方のご発表をいただきたく、
シンポジウム、パネルディスカッションを企画しました。
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さすが仲沢教授はすごいです。
パネルディスカッション3
ケロイドへの挑戦
…を聞きました。
内容を聞いてもちんぷんかんぷんでした。
司会の日本医大形成外科、
小川令教授が、
私のような形成外科医にもわかるように、
親切に説明をしてくださいました。
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ケロイドは炎症で、
真皮網状層付近の炎症が発生に関与している。
高血圧などの疾患と関連がある。
炎症をおさえることで、
ケロイドの症状が改善する。
私のように分子生物学が苦手な医師にもわかりました。
将来はケロイドを治す薬ができるといいです。
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他にはレーザーの発表を聞きました。
美容外科を開業している先生とも情報交換ができました。
分子生物学は苦手でわかりませんが、
学会に参加すると勉強になります。
来週は日本美容外科学会があります。
今は羽田空港です。これから札幌に戻ります。