昔の記憶
自治体の婚活支援(北海道新聞の記事)
今日は平成30年10月24日(水)です。
札幌の天気は雨です。
寒くなりました。
暖房を入れても、
奥さんに怒られなくなりました。
今朝、朝刊を読んでいたら、
とてもいい記事が北海道新聞に載っていました。
若い人にぜひ読んでいただきたいです。
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平成30年10月24日、北海道新聞朝刊の記事です。
<どう思う? 意見×異見>
自治体の婚活支援
「男女の出会いに税金」賛否
定住、少子化対策に有効/結婚・出産は個人の自由
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ウェブを使って読者と紙面を結ぶ企画「どう思う? 意見×異見」が今回からスタートします。くらしの中で感じた疑問などを記者が取材、紹介し、ウェブ上で意見を募ります。初回のテーマは「自治体の婚活支援」です。
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今や「婚活」は一大国家施策? 安倍政権が2013年に少子化対策として婚活支援の交付金を創設したのを追い風に、ほとんどの都道府県がこの交付金を活用し、独身男女の出会いの場づくりやマッチングなどの事業を展開している。いわゆる「官製婚活」「自治体婚活」だ。ただ、自治体が「結婚」「家族」という私的領域に関わることに対しては、賛否さまざまな意見がある。
札幌市中心部にある道の結婚サポートセンター「北海道コンカツ情報コンシェル」には、婚活情報のチラシがずらりと並ぶ。担当者は「道内各地のイベント情報などが1カ所で手に入るので、利用者からは好評です」と言う。
道の少子化対策の柱として、国の「地域少子化対策重点推進交付金(旧・地域少子化対策強化交付金)」を活用し、2015年9月に開設。婚活イベントの情報提供、コミュニケーションやメークなどの講座開催のほか、専属の相談員が対面やメールなどによる相談に乗る。これまで、延べ2千件以上の相談が寄せられ、同センターをきっかけに結婚に至った人も少なくない。
道の2016年調査では、未婚男女の約8割が「結婚したい」と考えているにもかかわらず、結婚していない理由として「適当な相手に巡り会えないから」が5割を超えて最多となった。道は「あくまで結婚したくても出会いがないという道民のための支援」と強調。本年度は婚活支援事業に約1500万円の予算を付けた。
道内の市町村も婚活支援に力を入れる。例えば、富良野市は2016年度に道内でも珍しい婚活専属の部署「出会い総合サポート室」を新設した。年齢、職業などの情報を無料登録して利用するマッチングシステムや、ボランティアの仲介役「出会いサポーター」の活用などの事業を実施。計8回開催した婚活イベントでは17組がカップルになった。
「自分から行動できる人はいいが、誰かの後押しがないと相手と出会えない人もいる。結婚して定住したい市民に、行政が税金で支援するのは当然だと思う」と富良野市の会社員男性(35)。市主催のイベントに複数回参加したつながりで、2カ月前から市内の女性(38)と交際を始めた。
「官製婚活に頼らざるを得ない状況にあるのも実情」とは富良野市の担当者。「民間の結婚関連企業は登録料などの費用が高く、経済的に余裕のない人は婚活さえできない。年齢や所得などの条件に制限もある。自治体主催なら比較的安価で、対象範囲も広く利用しやすい」と説明する。
「結婚願望は強い」と語る札幌市北区の看護師の女性(22)も「職場は夜勤も多く、出会いの機会は少ない。行政が出会いの場を用意してくれるのは安心感もあるし、積極的に参加したい」と評価する。
これに対し、「民間もあるのに、国や地方自治体が男女の出会いに税金を使うことに違和感がある」と話すのは札幌市東区の団体職員の女性(39)。過去に交際した相手は複数いたが結婚には至らなかった。周囲から「結婚しないの? もったいない」などと言われる度にモヤモヤするという。「『結婚=幸せ』という価値観の押し付け。行政が音頭を取ることで、独身でいることが悪いことのような雰囲気がますます醸成され、追い詰められる人が増えそう。結婚・出産は個人の自由のはずなのに」と疑問を投げかける。
結婚しない人が増えているのは事実。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」は上昇し続け、2015年時点で男性23.37%(道内23.48%)、女性14.06%(同17.22%)に達した。男性の4人に1人、女性の7人に1人の割合だ。
婚活支援が少子化対策に有効かどうか、否定的な考えも。札幌市中央区の大学非常勤講師の女性(40)は「少子化の解決には、安定した収入や長時間労働を減らすなどの雇用環境の改善、保育所整備が先決のはず」と問題提起し、「少子化=婚活、結婚=出産と考える自治体の婚活支援は、戦時中の『産めよ殖やせよ』のようで不愉快」と話す。(根岸寛子)
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今回のテーマについて、賛成、反対を含め、ご意見をお寄せください。意見記入欄は【こちら】。締め切りは11月7日です。寄せられた意見は17日にくらし面と電子版で紹介します。「どう思う? 意見×異見」は月1、2回のペースで掲載を予定しています。
(以上、北海道新聞より引用)
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結婚を決意した時
2009年11月23日の院長日記です。
医学生は女性にもてるというのは誤解です。
他学部と比べると…
授業時間や実習時間が多く
あまり知り合うチャンスはありません。
受験勉強ばかりしてきたので、
女性とお付き合いする作法を知りません。
私自身は、
人生の師である先輩とか、
同級生でも年上の先輩の影響を受けました。
■ ■
私の人生の師である、
写真部の先輩は、
学生時代に知り合った元美容部員の奥様と
卒業後にご結婚なさいました。
私の結婚式の友人代表の先生は、
札幌西高校の同級生で、
同じコーラスの仲間だった奥様と結婚されました。
どちらも素敵な女性でした。
自分も早くいい人と結婚したいと思っていました。
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ところが…
理想の相手は簡単には見つかりません。
特に、卒業して…
医師国家試験をパスして…
ようやく医師免許証を手にしてからは…
自宅⇔病院の往復でクタクタでした。
とても彼女を見つける時間はありません。
卒業して、
医者になった年の秋に、
たまたま、
北海道旅行に来た奥さんと再会しました。
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当時は携帯もなければ…
メールもありません。
札幌⇔関西の電話料金は、
3分で1,000円以上した記憶があります。
唯一の通信手段は、
手紙でした。
速達で出すのが…
せめてもの贅沢でした。
手紙でいいところだけ見せ合ったので、
無事に結婚できたようです。
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その時は…
この機会を逃すと…
自分はもう一生結婚できないかも…?
という危機感があったようにも想い出します。
結納までの半年間に、
たくさんの手紙を書いた記憶があります。
その手紙のやり取りで、
いろいろな事を確認できました。
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北海道新聞の取材に、
札幌市北区の看護師の女性(22)も
「職場は夜勤も多く、出会いの機会は少ない。
…と回答していらっしゃいます。
真面目な人ほど、
出会いの機会が少ない
…のは事実です。
北海道の結婚サポートセンター
「北海道コンカツ情報コンシェル」
…を利用なさって理想の伴侶を見つけてください。
北海道新聞社のこの企画はとてもいいと思います。