医学講座
皮膚を厚くする
今日は2021年3月24日(水)です。
私が人生で一番長く声を聴いている、
杉田敏先生の実践ビジネス英語が今週で終了します。
感慨深い思いで毎日聴いています。
最後まで新鮮でためになる話題です。
2021年3月のテーマに、
Cyberbullyingネットいじめがありました。
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その中で杉田先生が、
I used to advise my clients who wanted to become blogger that, first and foremost, they had to develop a thick skin for criticism an malicious attacks.
…と教えてくださいました。
テキストの日本語訳には、
ブロガーになりたいというクライアントに私がかつてアドバイスしたのは、何よりもまず、批判や悪意のある攻撃に対して動じないようになるべきだ、ということでした。
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to develop a thick skinという言葉を聴いて、
なるほどと思っていました。
テキストの日本語訳には、
動じないようになる
…と書いてありました。
なるほど、
こう訳するんだとわかりました。
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私は形成外科医なので、
毎日、人間の皮を切ったり縫ったりしています。
注射の針も刺します。
同じ人間の皮膚でも、
部位によって厚さが違います。
同じ部位でも人によって厚さがちがいます。
顔の皮膚で一番薄いのはまぶたです。
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院長日記を毎日書いていて、
たくさんの人に読んでいただくと、
杉田先生のおっしゃるように、
批判や攻撃にあうこともあります。
私は医学的に正しいと思うことを書いていますが、
時にはエビデンスがないこともあります。
さいわいネットいじめにはあっていません。
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日本語にも、
面の皮が厚いつらの皮が厚い
…という言葉があります。
英語のto develop a thick skinと同じ意味だと思っていました。
ネットでよくよく調べてみると、
日本語のつらの皮が厚いは、
厚顔無恥こうがんむちのように、
いい意味には使わないようです。
杉田敏先生のおかげで日本語の勉強にもなりました。
ほんとうに長い間ありがとうございました。