医学講座
「五輪特需」消えた
今日は2021年7月13日(火)です。
北海道新聞朝刊の記事です。
観戦ツアーもホテル予約も…「五輪特需」消えた 「振り回されただけ」
道内観光回復の後押しになるはずだった「五輪特需」への期待が急速にしぼんでいる。札幌ドームで行われるサッカーの無観客が決まり、旅行会社は観戦ツアーを中止。さらに東京の緊急事態宣言発令でホテルではキャンセルが出始めた。東京五輪競技の札幌開催に合わせ、特需にわく姿とはほど遠く、関係者からはため息が漏れる。
近畿日本ツーリスト北海道札幌支店は、札幌ドームで開催される五輪サッカー男女1次リーグに合わせ観戦ツアーを企画したが、10日に中止を決定。申し込みがあった約30人に払い戻しの案内を行い、12日もスタッフが対応に追われた。
競歩やマラソンではコース周辺の建物から観戦するツアーを企画したものの、沿道での観戦自粛要請を受け中止に。担当者は「五輪に振り回されただけだった」と力なく話す。
道外客が8割を占める札幌市内のあるホテルでは12日、10件以上のキャンセルが出た。担当者は「東京の緊急事態宣言の影響が大きい。予約が上向いていただけに残念」と話す。
京王プラザホテル札幌はサッカーの試合期間中、競技関係者が宿泊し、全客室の2割に当たる約100部屋が稼働する。ただ、一般客の予約は少なく、マラソンや競歩が行われる8月5~8日の客室稼働率は2~3割にとどまる見通し。担当者は「昨年末の段階では、競技開催期間中はほぼ満室を想定したのに…」と残念がる。
札幌以外の宿泊施設では、「五輪ムード」はもともと盛り上がっていなかった。道内の温泉地にホテルがある野口観光グループ(登別)と鶴雅グループ(釧路)の予約状況はいずれも8月にかけて、部屋食など密が避けられるホテルを中心に回復傾向だったが、両社とも「無観客が決まる前から五輪の影響はほとんどなかった」という。
航空需要も低迷したままだ。日本航空北海道地区によると、道内着の24路線の予約率(7月20~8月8日)は31%で、前年同期より1ポイント増えたが、羽田―新千歳は27%にとどまる。担当者は「無観客や緊急事態宣言下では予約が増えることは期待できない」と肩を落とす。(三坂郁夫、堀田昭一)
(以上、北海道新聞より引用)
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私は無観客開催は仕方がないと思っています。
北海道は観光が主要産業です。
ホテルも飲食店も、
観光客が来てくれないと埋まりません。
札幌⇔東京の航空路線も、
観光客がいないと空席です。
五輪特需が無くなってしまいました。
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新型コロナの特効薬はまだ出ていません。
ワクチン接種もちょっと遅れています。
とにかくコロナを退治しないと、
経済の回復は無理です。
また以前のように、
観光客が来てくれる北海道になりたいです。
ホテルや旅行業界への手厚い政策をお願いします。