医学講座
第141回日本美容外科学会学術集会(神戸)①
今日は2021年7月3日(土)です。
神戸に来ました。
4月の日本形成外科学会以来、
久しぶりの学会出席です。
今日は半日の学会ですが、
内容が盛りだくさんです。
眼瞼の演題が多いので神戸まで来ました。
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私は朝の飛行機で札幌から来ました。
東京から来る予定の先生たちが、
大雨のため新幹線が止まって大変でした。
飛行機で来ようとしても、
コロナで減便されていて、
空席がなかったようです。
お昼過ぎになって、
ようやく新幹線が動きだしたものの、
間に合わない先生もいらっしゃいました。
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今回の会長は、
いちのせ形成外科皮膚科 眼瞼フェイスクリニックの
一瀬晃洋いちのせあきひろ先生です。
今日のプログラムです。
12:35 開会の辞
12:40~13:40 シンポジウム 「美肌実現のエビデンス」
座長:杉本 庸(杉本美容形成外科)
1)スキンニードリングによる美肌実現のエビデンス
演者:川添 剛 1)、荒川夏希 2)、神野千鶴 3)、李 成姫 2)(医療法人社団貴順会吉川病院 美容皮膚形成 1)、医療法人社団昴会 日野記念病院形成外科美容外科 2) 、神野美容形成外科クリニック 3))
2)フラクショナル治療による美肌実現のエビデンス
演者:河野太郎(東海大学医学部外科学系形成外科学)
3)ドラッグデリバリーシステム及びピコ秒レーザーによる美肌実現のエビデンス
演者:宮田成章(みやた形成外科・皮ふクリニック)
4)QスイッチNd:YAG レーザーによる美肌実現のエビデンス
演者:山下理絵、近藤謙司(湘南藤沢形成外科クリニックR)
13:40~14:10 一般演題
座長:原岡剛一(神戸大学医学部附属病院 美容外科)
1)ジンク(亜鉛)から始まる美肌の世界
演者:寺田伸一 (医療法人社団茉悠乃会 船橋ゆーかりクリニック)
2)アクアフィリングは生理食塩水による洗浄では除去できない~自験例よりの考察~
演者:土屋皓大 1) 、吉武優 2) 3) 、武川 力 3) 、野村 正 2) 、寺師浩人 1)2) 、原岡剛一 3)(神戸大学大学院医学研究科 形成外科学 1)、神戸大学医学部附属病院 形成外科 2) 、神戸大学医学部附属病院 美容外科 3))
3)PRPF治療によって怖い顔が改善する
演者:亀井康二、木村哲治、瀬戸彩乃、東山麻伊子(カメイクリニック)
4)埋没法重瞼術における縫合糸 Polyvinylidene Fluoride の使用経験
演者:岩山隆憲 1)、王子富登 2) (神美庵トータルスキンクリニック 1)、OZI SKIN CLINIC2))
14:10~14:40 教育講演
座長:一瀬晃洋(いちのせ形成外科皮膚科 眼瞼フェイスクリニック)
「眼瞼下垂の治療にあたり知っておきたい開瞼失行」
演者:松尾 清、金子 愛、水上秀高 (松尾形成外科・眼瞼クリニック)
14:50~16:50 パネルディスカッション 1
「眼瞼下垂症の治療の最適化~皮膚切開法、瞼裂高・形状調整法、皮膚・軟部組織切除法」
座長:野平久仁彦(蘇春堂形成外科)柿崎 裕彦(愛知医科大学病院 眼形成・眼窩・涙道外科)
1)挙筋の前転量を控えめにする全切開法眼瞼下垂手術-広く受容される術式を求めて 演者:金沢雄一郎(千春皮フ科クリニック)
2)Non Incisional Levator Tacking Technique (切らない眼瞼下垂手術)
演者:池田欣生、森川一彦、岡田宇広、黒崎泰史、吉澤秀和、松宮詩依(東京皮膚科・形成外科 銀座院)
3)挙筋短縮術(挙筋腱膜+ミュラー筋同時前転術)における瞼裂高・形状調整方法
演者:馬渡祐記(まわたり眼科形成外科クリニック)
4)各術式を瞼板上縁にホワイトラインを戻すために利用する組織の違いと捉える眼瞼下垂症手術
演者:村上正洋(日本医科大学武蔵小杉病院眼科 眼形成外科)
5)術中調整による術後開瞼位置の推定と実際
演者:大慈弥裕之1)、髙木誠司2)、古山登隆3)、武田 啓1)(北里大学形成外科・美容外科1)、福岡大学形成外科2)、自由が丘クリニック3))
6)部分切開法眼瞼挙筋前転術-前転量の術前決定法
演者:一瀬晃洋(いちのせ形成外科皮膚科 眼瞼フェイスクリニック)
7)眼瞼挙上の調整法における工夫
演者:土井秀明、藤本卓也 (こまちくりにっく)
8)美容的要素に配慮した眼瞼下垂症手術の最適化
演者:近藤昭二 1)、金城勇人 1)、白井エリオ 1) 、中嶋優太 2)(伊那中央病院形成外科・美容外科 1)、長野赤十字病院形成外科 2))
9)眼瞼下垂症手術における重瞼線皮膚切除法
演者:大竹尚之(松倉クリニック代官山大竹ラボ)
10)当院の眉下切開
演者:境 隆博(六本木境クリニック)
11)眉下切開術における皮膚切除のデザインとその合併症について
演者:白壁征夫、白壁聖亜 (サフォクリニック)
17:00~18:50 パネルディスカッション 2
「眼瞼下垂症の治療の最適化~眼瞼痙攣の治療、術後の不具合事象への対策」
座長:土井秀明(こまちくりにっく)
村上正洋(日本医科大学武蔵小杉病院眼科 眼形成外科)
1)眼瞼下垂手術と視機能
演者:鄭 暁東(はなみずき眼科、愛媛大学医学部附属病院 眼科)
2)眼瞼下垂手術の修正のストラテジー
演者:権太浩一、髙地 崇、舘 一史 (東北医科薬科大学 医学部 形成外科学)【欠演】新幹線運休のため
3)眼瞼下垂手術術後に瞼板変形を起こした症例の角膜変化
演者:石嶋 漢 (さっぽろ眼科・眼形成クリニック、北海道大学大学院医学研究院 眼科学教室)
4)眼瞼下垂症手術の修正~まぶたの内部を正常な状態に戻す
演者:小泉正樹 (こいずみ形成クリニック)
5)眼瞼下垂手術における重瞼の unfavorable result の分析とその修正戦略
演者:山口憲昭(リゾナスフェイスクリニック東京)
6)眼瞼痙攣に対するADM手術の役割
演者:野平久仁彦、矢島和宜 (蘇春堂形成外科)
7)眼瞼痙攣に対する手術治療(上眼瞼ADM、眉毛上からの閉瞼筋切除)-失行型痙攣を除く
演者:手塚 敬、上村由美子、木村千寿 (松山市民病院形成外科)
8)本態性眼瞼痙攣の治療:Riolan 筋の無効化を追加した眼輪筋切除術の有効性の検討
演者:柿崎裕彦、Aric Vaidya、Patricia Ann Lim Lee、高橋靖弘(愛知医科大学病院 眼形成・眼窩・涙道外科)
9)Rejuvenation surgeryに発展した眼瞼痙攣に対する表情筋減弱/不動術
演者:宇津木龍一(クリニック宇津木流)
18:50 閉会の辞
とても充実した学会でした。
今日は神戸に泊まって明日帰ります。
詳しい内容は明日以降にご報告いたします。