医学講座
クマ駆除出動に条件_北海道猟友会
今日は2024年11月26日(火)です。
寒いです。
自転車で来ました。
今年最後かなぁ~?と思っています。
今日の北海道新聞にクマのことが載っていました。
私は猟友会の主張が正しいと思います。
札幌高裁小河原寧裁判長の不当判決のためです。
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2024年11月26日、北海道新聞の記事です。
クマ駆除出動に条件 ヒグマ駆除、自治体・警察との連携不十分なら拒否を 道猟友会 判断は支部ごとに
北海道猟友会(札幌)がヒグマの駆除を巡り、自治体からの出動要請の原則拒否を検討していた問題で、同会は25日、自治体や警察との連携が不十分な場合、出動を拒否するよう通知することを決めた。全71支部に対し、文書で周知する。出動する場合は、条件として3者で事前に協議するように注意を促す内容も盛り込む。週内に通知する方針だが、広尾支部(十勝管内広尾町)など一部の支部で既に出動を拒否する動きも出ている。
通知内容は同日に札幌市内で開いた幹部会議で決定した。出動の判断は各支部に委ねる。出動する際の条件として3者で十分に協議し、発砲の基準などを事前に明確化するよう周知する。
砂川市の要請による駆除で発砲した同会砂川支部長が、猟銃所持を不許可とされた処分の取り消しを求めた控訴審で、10月に敗訴したことを受け、道猟友会として対応を検討していた。
同会は当初、猟友会の負担が大きい駆除態勢に一石を投じる目的で、出動要請を原則的に拒否する方針を全支部に通知する方向で調整していた。ただ、支部からの「地域の安全のためにも拒否できない」「クマの駆除以外の活動に支障が出かねない」といった声を受け、自治体などとの十分な協議を促す内容とした。
一部では既に出動要請を拒否する動きが出ている。広尾支部の志村国昭支部長(73)は「支部会員を守るため、現状では要請を拒否せざるを得ない」と話した。
猟銃の取り消し訴訟を受け、砂川支部のほか、新函館支部は出動エリアの函館市内で猟銃による駆除を拒否している。一方、札幌支部や旭川支部は自治体や警察と連携できているとし、要請に応じる考えだ。
道猟友会の動きを受け、鈴木直道知事は今月18日、同会の堀江篤会長と環境省を訪れ、市街地でのクマの駆除の指針の作成を要望した。また、道は猟友会各支部の意見を聞き取る方針を決めるなど対応に追われている。
道猟友会の会員は1990年度に9367人に上り、その後は高齢化などで減少傾向が続いているが、2023年度で5470人が所属している。同会の堀江会長は「ハンターが安心して駆除に当たるため、自治体や警察にハンター側との協議の場をつくるよう求めたい」と話している。
市街地のクマへの対応急務 道猟友会の駆除方針 ハンター不安も拭えず
市街地出没で対応どうする? ヒグマ駆除拒否問題 国や道の積極関与求める声
自治体からのヒグマの駆除要請について、北海道猟友会が25日、自治体などと連携が不十分な場合、出動を拒否するよう通知する方針を決めた。最終的な判断は各支部に委ねられるが、既に駆除をやめた支部では、市街地などに出没した際の対応が決まらず、宙に浮いた状態が続いており、駆除態勢の協議が急務となっている。
支部判断で拒否
「道猟友会の通知が正式に来れば、出動要請には応じないつもりだ」。道猟友会広尾支部(十勝管内広尾町)の志村国昭支部長(73)はそう訴える。
広尾支部は6月に北海道警察の呼びかけで、広尾町とともに駆除訓練を初めて行うなど連携を進めてきた。ただ、砂川支部長が猟銃の所持許可を取り消された問題を受け、出動時の不安が払拭できない状況が続いているという。
同支部は広尾町の要請を受け、農地などに出没する年間約30頭のクマを駆除しているが、志村支部長は「地域のために危険を冒し、駆除に当たるハンターに責任が押しつけられている現状には納得できない」と強調する。
新函館支部も函館市内での猟銃の使用について、砂川支部長が猟銃所持の許可が取り消された2019年から、箱わなに入ったクマを駆除する場合にとどめている。
住宅街などにヒグマが出没した際の対応策は未定のままだが、これまでに函館市と猟友会で協議はできておらず、市の担当者は「ハンターが発砲する際の判断を警察の責任で行うよう、道警側に求めていきたい」と話す。
一方、砂川支部では池上治男支部長が10月の控訴審判決で敗訴したことを受け、箱わなに入ったクマを駆除する際の発砲も行わないことを新たに決めた。今年10月以降に箱わなでの捕獲例はまだないが、捕獲時の対応は決まっていない。
砂川市の野田勉経済部長は「砂川支部を信頼しており、支部以外のハンターに駆除を依頼する考えはない。道猟友会の通知内容を踏まえ対応を検討したい」とする。
同市では駆除する際に、市と振興局、警察の協議に基づいて猟友会に依頼しているが、池上支部長が「撃ったハンターだけの責任になるのはおかしい」と訴え、クマの出没に備える巡回を続けている。
札幌支部など大規模自治体の多くは警察や自治体と連携がとれているとして、今後も駆除を継続する方針だ。
ただ、地域の安全に貢献する目的で駆除に協力する道央のあるハンターは「民間の猟友会に依存する状況は問題だが、住民として役場などとの関係がある以上、簡単に拒否はできない」とこぼし、国や道の積極的な関与を求める。
■行政の協力に地域差
酪農学園大の伊吾田宏正准教授(狩猟管理学)の話 ハンターと自治体、警察の協力体制は都市部と地方で差が大きく、小規模自治体を中心に連携が不十分な地域は少なくない。自治体や警察が主体的に猟友会に働きかけ、協議や訓練を進めなければ適切な駆除態勢は整えられない。今回の道猟友会の動きを機に、自ら駆除を担う行政職員の養成や、ハンターの発砲判断の責任を行政側が負う仕組みも検討を進めるべきだ。( 宇田川創良 、高木乃梨子 、尹順平 )
(以上、北海道新聞より引用)
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クマ外傷は悲惨です。
クマに襲われて亡くなった北大生がいます。
札幌市内では住宅地のすぐ近くにクマが出ています。
警察官のピストルでクマは駆除できません。
日本中でヒグマの糞を見て、
クマを駆除できるのはベテランハンターだけです。
クマ駆除は生命の危険をともないます。
国や都道府県知事にクマ対策をしっかりしてほしいです。
襲われてからでは遅いです。