医学講座

第55回日本形成外科学会(東京)④

 第55回日本形成外科学会で…
 私が感動した特別講演です。
 早稲田大学名誉教授、
 木村利人(りひと)先生、
 バイオエシックスは何故必要なのか
 ―Learning from History―
      ■         ■
 恥ずかしながら…
 バイオエシックスと聞いても…
 すぐに生命倫理と…
 ピンと来ませんでした。
 私の頭の中に…
 生命倫理=(いこーる)難しい
 …という拒否反応がありました。
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 木村利人(りひと)先生のご講演をお聴きして…
 もっと早く知っていればよかったと思いました。
 私がこの特別講演を聞こうと思った理由は、
 会長の内沼先生の紹介文に…
 木村先生は…
 幸せなら手をたたこうの作詞者と書かれていたからです。
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 木村先生は1934年(昭和9年)生。
 とてもお若く見える先生です。
 10歳は若くみえました。
 とても大きな声で…
 実に明快な講演でした。
 居眠りしている人はいませんでした。
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 木村先生は、
 日本にインフォームドコンセントを紹介なさった先生です。
 医師国家試験の出題委員に…
 医師以外ではじめて任命された先生です。
 インフォームドコンセントに関する過去問は、
 木村先生が出題された問題です。
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 ご自身がベトナムのサイゴン大学で教授をなさっていらした時期に、
 尿管結石を発症されました。
 急遽日本へ帰国して…
 緊急手術を受けられました。
 その後、米国で尿管結石が再発。
 その時にハーバード大学で医師から受けた説明が丁寧で、
 日本との違いに驚かれたそうです。
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 講演の内容は…
 生命倫理学という難しい学問ではなく、
 なぜ患者さんにしっかりと説明をして…
 きちんと同意を得て…
 医療を行うことが大切なのか
 とてもよく理解できました。
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 私は医学部や看護学部の学生さんに、
 是非、木村利人先生の講演を聴いていただきたいです。
 とても明快な講義です。
 幸せなら手をたたこうの医療です。
 医療者側も患者側も…
 幸せに手をたたくためには…
 バイオエシックスが必要だと感じました。
 YouTubeで木村先生の講義がお聴きになれます。

“第55回日本形成外科学会(東京)④”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    生命倫理と聞くとかなり難しい内容かな?と思いました。私はこの度の手術ほど迷い、主治医と何回も話し合い、最初の手術日を変更して、決断しました。主治医は名医で信頼しておりましたが、今回の手術をすればほとんど農家はできなくなるからです。先生、家族、第3者の意見まで聞いて今受けなければ自分の身の回りの事もできなくなるからです。主治医はセカンドオピニオンもすすめてくださいました。前にも書きましたが、私の仕事内容を知らない先生はもう少し短く止めてもとか コルセットで矯正すればとかいうと思います。そのまま短く固定してもまたその上下の背骨が曲がる可能性が大で再手術になります。私の仕事内容、私の性格まで東京の先生にわかるはずがなく、セカンドオピニオンをお断りし、みゆき会病院山形脊椎センターで手術する事に決めました。今年は両親も歳を取り主人にも無理がかかるのでかなり林業の方に頼んで樹を切っていただいたそうで、退院したら、からっとしてるかもしれませんね。 これからどう生きて行くかまた家に帰ったら話し合います。
    ただみゆき会病院には介護老人施設みゆきヶ丘がありますが今年4月から 北海道大学医学部出身で前山形大学学長の仙道富士郎先生が施設長として着任された事はすごく嬉しいです。仙道先生、荻野先生、武井先生は柔道をされていて、志は同じかと思います。

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