医学講座

患者さんにありがとうございます

　私たち医療従事者は患者さんから…
　ありがとうございます
　…と言われることが多いです。
　喜びであり…
　生きがいになります。
　疲れも吹き飛びます。
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　逆にこちらから…
　患者さんにありがとうございます
　…と言いたくなることがあります。
　私たちのお給料は…
　患者さんからいたただいています。
　毎日…
　数ある美容形成外科の中から…
　札幌美容形成外科を選んでいただきありがとうございます。
　…と感謝しています。
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　それ以上に…
　患者さんにありがとうございますと言いたくなるのは…
　素敵な生き方を教えていただいた時です。
　美容形成外科には…
　実に素敵な生き方をしていらっしゃる方が来院されます。
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　美容外科入門①に書いた…
　以前、80歳代後半の患者さんから…
　次のように言われたことがあります。
　先生、こんなしわしわなのに…
　申し訳ございません…
　美容外科は最初に入るとき…
　一番勇気がいりました。
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　私の仲間には…
　病気で入院している人もいれば…
　施設に入っている人もいます。
　私はどうせ医療費を使うなら…
　元気でいて
　きれい
　…でいるために使いたいと思っています。
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　その方は…
　80歳台後半でしたが、
　70歳以下にしか見えませんでした。
　それほどお元気でした。
　受けていただいたのは、
　しわの治療でした。
　ご存命でしたら100歳を超えていらっしゃると思います。
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　別のご婦人です。
　眼瞼下垂症の手術をしました。
　20歳（はたち）の時…
　母が…
　『女の子だから…』
　…と東京の美容整形に連れて行ってくれました。
　目を二重にしてもらいました。
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　夫は亡くなりましたが…
　知りませんでした。
　50年以上も前なのに…
　先生、目に何か残っていました…？
　お話ししていなくて…
　申し訳ございませんでした。
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　どう見ても…
　20歳は若く見える素敵なご婦人でした。
　50年前の糸が…
　しっかりと二重の線を作っていました。
　笑顔が素敵な女性で…
　こちらまで元気をいただきました。
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　私たち美容形成外科医は…
　癌の患者さんを助けることはできません。　
　ただ…
　自分には何の責任もないのに…
　どうせこんな目だから…
　…という方がいらっしゃいます。
　『私なんて』と『私だって』
　…という2013年1月15日の院長日記に書きました。
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　美容形成外科は魔法ではありません。
　手術後に腫れることも…
　経過がよくないこともあります。
　手術後には痛みもあります。
　お化粧や制汗剤ではどうにもならない…
　自分ではどうがんばってもなおせない弱点を治せます。
　患者さんの笑顔で…
　こちらが元気になることがあります。
　今日も患者さんにありがとうございます
　…とがんばっています。