医学講座

ちょっとした会話からの発想

 昨日の院長日記、
 第102回日本美容外科学会(JSAS)③
 …で白壁征夫先生の特別講演のことを書きました。
 白壁先生は、
 1986年に米国美容外科学会で
 「東洋人のためのフェイスリフト手術」で
 ウォルター・スコット・ブラウン賞を受賞されました。
 すごいことです。
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 SMAS法(すます法)という、
 今では常識となっている筋膜を引き上げる手術法です。
 東洋人にSMAS法をはじめて応用したのが、
 白壁征夫先生です。
 先生が海外の学会に出席した時、
 たまたまコーヒーショップで同席した先生に、
 SMAS(すます)のことをお聞きしたそうです。
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 日本人に応用して…
 発表してもよろしいですか?
 …と白壁先生がお聞きしたところ…
 どうぞどうぞ
 …とお許しをいただきました。
 日本に戻って積極的に手術を行い、
 発表した結果が受賞につながりました。
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 アイデアを盗んだわけでもなく、
 堂々とお許しをいただいて、
 実際に手術を行って、
 発表し、
 受賞です。
 実に素晴らしいことです。
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 白壁先生は講演中に、
 まさか日本人でSMASをするとは…
 思わなかったのでしょうね…
 …と話されていました。
 学会に参加すると、
 他の先生と友だちなることができます
 ちょっとした会話から
 新しい発想が生まれることがあります
 若い先生にも学会に参加されることをおすすめします。
 毎日同じことの繰り返しでも、、、
 何かを考えることで新しい発想が生まれます。

“ちょっとした会話からの発想”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    学会大変お疲れ様でした。 若い先生の出席が少なくなっているのでしょうか。 本間先生のように身を粉にして勉強 研究される医師が増えることを願っています。

  2. なっちゅん より:

    フェイスリフトでも西洋人と東洋人の違いがあるんですか?
    考えもしませんでした。

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