医学講座

第60回日本形成外科学会(大阪)①

 第60回日本形成外科学会(大阪)
 創立1958年と形成外科学会のマークに書いてあります。
 今年は第60回
 形成外科の還暦を祭るがテーマです。
 還暦から2年が過ぎ、
 今年63歳になる私には、
 感慨深いものがあります。
      ■         ■
 今日は朝9:00から、
 英語の発表を聞きました。
 ISAPS-JSPRS Joint Symposium1
 Prevention and Treatment of Lower Lid Mal Position
 Dirk F. Richter (Department of Plastic and Reconstructive Surgery at Dreifaltigkeits-Hospital in Wesseling / The University Bonn, Germany
 Periorbital Rejuvenation Up to Date
 Dirk F. Richter (Department of Plastic and Reconstructive Surgery at Dreifaltigkeits-Hospital in Wesseling / The University Bonn, Germany
 Frowning – An underestimated Complication of Upper Blepharoplasty – Etiology, Treatment , and Prevention
Chang-Chien Yang (Artwood Plastic Surgery Clinic, Taiwan)
 The Warning Signs of Difficult Formation of Double Fold
Chang-Chien Yang (Artwood Plastic Surgery Clinic, Taiwan)

      ■         ■
 最初の2つはドイツの、
 Dirk F. Richter先生、
 次の2つは台湾の、
 Chang-Chien Yang先生でした。
 ドイツでも、
 台湾でも、
 ひどい手術をする医者がいました
 驚きました。
      ■         ■
 ドイツのRichter先生が出された患者さんは、
 一般外科医が、
 女性の下眼瞼(下まぶた)の手術をしました。
 信じられないような、
 世界仰天ニュースに出るような
 悲惨な結果になっていました
 それを何回も手術をして治していました。
 ドイツにも悪徳医師がいるようです
      ■         ■
 台湾のChang-Chien Yang先生は、
 昨年の福岡の日本形成外科学会でも発表をお聞きしました
 台湾人の目は、
 日本人と同じです。
 とても勉強になります。
 二重がうすくなった
 【二重の幅が狭くなった
 【左右差がある

      ■         ■
 世界中どこに行っても、
 形成外科医は大変だなぁ~
 台湾で手術をしても、
 上手な先生と、
 下手な先生がいるんだなぁ~
 毎回学会に出て感じることです。
 どうやって、
 少しでも患者さんに怒られないように
 きれいな目を作るのか勉強しています。

“第60回日本形成外科学会(大阪)①”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    お疲れ様です。 どこの国にもおかしな医者がいるものですね。 愚息も本間先生を見習って 病院の会議(無理に参加しなくてよい会議)から泊まりがけの研修、講座、講演まで参加するようです。 明日も頑張って下さい。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ドイツのお医者さんにはいいイメージが漠然とあったのですが今日で崩れました。とてもかわいそうな患者さんでした。信じられないところを切られてキズもガッツリ残ってました。ドイツでも形成外科医が活躍して悪徳美容外科医のキズを治していました。ご子息は頼もしいですね。会議で遅くなっても時間外手当は出ないし、休みの日に会議があっても手当がでませんでしたね。でも努力するとむくわれます。ご活躍をお祈りしています。

  2. なっちゅん より:

    学会お疲れ様です。

    ドイツにも悪徳美容外科があるのですね。

    昨夜、世界仰天ニュースで
    整形失敗で顔面膨張に
    なってしまった被害者が
    取り上げられたみたいです。

    私はレコーダーが壊れてたので
    裏番組を見てましたが
    気になっていました。

    母もくっきり二重でしたが
    晩年、眼瞼下垂気味になり
    アイシャドウを塗らないと
    変だと言ってました。

    他に病気もあったので
    そこまで手が回りませんでしたが
    今になり思うと
    本間先生に治して頂きたかったです。

    手術したのに二重の線が取れてしまうのは
    術式がその患者さんに
    あってなかったのでしょうね
    先生の受け売りですが(笑)

    被害者があとをたちませんね。
    残念なことです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。日本でも台湾でもクレームは同じですね。幅広の平行二重を狭くする手術を発表していた先生もいらっしゃいました。台湾でも不自然に広くなった二重を狭くする手術があるようです。アジア人の目は同じなのでとても参考になります。欧米人の目はそもそも土台の骨が違うので手術も違います。

  3. くくるん より:

    やはりこの分野に至っては、お客様から色々な意見があるのは、世界共通なのですね。
    普通の臨床医とはまた違いますから、クレームが出てしまうのはある意味仕方のないことかもしれませんね。
    美容外科の先生は大変なのですね。。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。美容外科も形成外科も見えるところを手術するので、患者さんが満足してくれないとダメなんです。私のところは100%保険で眼瞼下垂症手術をしていますが、保険でももちろん左右差のクレームはいただきます。苦労しています。

  4. すみれ より:

    60周年を迎える学会に休みなく出席するのも英語の解説を聞くのもすごいと思います。患者も医師も世界共通ですね。親身になって患者に寄り添うお医者さまが増えるとよいなぁ~と願います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。高校生の時には英語が苦手だったのに不思議なものです。ドイツの先生も台湾の先生も英語で発表されます。世界の公用語は英語です。医学でもドイツ語は使わなくなっています。

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