医学講座
学会発表と認定施設
来週の第62回日本形成外科学会で発表するために、
毎日PCに向かっています。
札幌医大の図書館にも行きました。
5分間の発表をするために、
何日間もかけて準備をしています。
昔はこれをず~っとやってました。
■ ■
私は、勤務医の時には、
日本形成外科学会で毎年発表していました。
学会発表をしないと…
学会の認定施設を維持できず…
後輩が専門医を取得できないのです。
大学に所属していたので、
研究成果を発表する義務もありました。
美容外科医になってからは、
2つの日本美容外科学会のこともあり、
国際学会以外では発表していません。
■ ■
専門医を取得するためには、
認定施設で研修をする必要があります。
認定施設になっても、
活発に学会発表をしていないと、
認定施設を取り消されます。
学会が終わったら、
また次の学会のネタを考えて、
数ヵ月すると抄録を提出して、
…ということの繰り返しでした。
■ ■
優秀な後輩がいると、
来年の総会でこれを発表します
…なんて言ってくれますが、
そんな若い先生はなかなかおらず、
○○先生、
来年これを発表しない?
…と言っても、
え~っ?
ぼく発表しなきゃダメなんですかぁ~
…ということも想定されます。
■ ■
それ以上に、
若い先生がいないので、
3人でやっていた認定施設に、
主任部長一人しか残らない
…なんて認定施設もあるようです。
65歳は定年の年齢です。
年齢に関係なく、
大先輩を見習って、
来週の学会発表のため毎日勉強しています。
“学会発表と認定施設”へのコメント
コメントをどうぞ
専門医は大変なのですね。
学会発表してないと
認定施設を取り消されるのですか。
知りませんでした。
専門医は学会に出席し
新しい医術を学ぶだけかと思いました。
学ぶだけでも時間もかかり大変です。
学会発表、頑張って下さいね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。認定施設を維持するのは大変です。症例数が少なくてもダメなんです。最近は若い先生が大学に残らないので、大きな病院の形成外科でも医師数が減っているところがあります。部長先生は大変だと思います。
本間先生のように一生懸命
ご準備なさって発表されて
学会で学ばれる本間先生の
ようなお医者さまが、
いらっしゃることで、
医療も発展するのだと
思いました。患者さんにとっても
ありがたいことです。
お若い先生も積極的に出席
されて学ばれると良いですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。学会活動は大切です。同業の先生との交流もあります。来週の発表を実りあるものにしたいです。
学会で発表しないと後輩にも影響するなんて知りませんでした。先生は用意周到なので、あらゆる質問を想定して発表されるのだと思います。もう少しなので頑張って下さい。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
お忙しいのにコメントをいただきありがとうございます。なるべく理解しやすく質問もしやすい発表にします。いつもは質問する側なので、、、がんばります。ありがとうございます。