医学講座

シカで3人死傷_北海道・標茶町

 今日は2022年10月28日(金)です。
 とても残念が事故が起こりました。
 道東の標茶町しべちゃちょうで、
 シカと衝突した車の事故がありました。
 2人が亡くなり、
 1人が意識不明の重体です。
 ほんとうに残念な事故です。
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 HTB北海道のニュースです。
 事故直後の映像には横たわる1頭のシカが…シカがきっかけか 3人が死傷する事故 北海道・標茶町
 北海道・標茶町の国道で車同士が正面衝突し3人が死傷しました。シカとの衝突が事故のきっかけとみられています。
 フロント部分が大きく壊れた2台の車。事故直後に撮影された映像には1頭のシカが横たわっているのが確認できます。
 10月26日午後4時半すぎ、標茶町の国道272号でワンボックスカーとトラックが正面衝突しました。この事故で3人が病院に運ばれ、ワンボックスカーに乗っていた男性2人が死亡、トラックを運転していた男性は意識不明の重体です。
 事故を目撃した人:「白い乗用車(ワンボックスカー)が対向車線にはみ出してトラックと正面衝突する形、鹿をはねてハンドル切って正面衝突したんだなと思った」
 警察はワンボックスカーがシカと衝突したとみて対向車線にはみ出した経緯なども含め、当時の状況を調べています。

(以上、HTB北海道ニュースより引用)

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 今朝の北海道新聞には、 
 詳しい内容が出ていました。
 ワゴン車がシカと接触か 標茶3人死傷事故
 【標茶】釧路管内標茶町の国道で26日午後、ワゴン車とトラックが衝突して2人が死亡した事故で、ワゴン車がシカとぶつかった後、トラックと正面衝突したとみられることが27日、道警への取材で分かった。弟子屈署は詳しい事故原因を調べている。
 死亡したのは、ワゴン車の釧路市材木町、会社員佐藤弘幸さん(51)と、同乗していた同市鳥取北4、会社員藤田寛一さん(72)。トラックの標茶町中チャンベツ、会社員高橋祐太朗さん(70)も病院に運ばれ、意識不明の重体。
 事故は26日午後4時45分ごろ、標茶町雷別の国道で発生した。ワゴン車の後方を走っていた別の車の運転手から「シカと車が衝突した」と110番があった。
 同署が調べたところ、ワゴン車が走っていた車線の道路脇にシカの死骸があった。シカは雌の成獣。同署はワゴン車が道路上でシカとぶつかった後、対向車線のトラックに衝突したとみている。同署はワゴン車のドライブレコーダーを回収し、現場の状況を調べている。
 亡くなった佐藤さんと藤田さんは同じ会社の同僚で、根室管内中標津町などで交通誘導の業務などを担当しており、事故があった国道を通ることが多かったという。藤田さんの妻(72)は「誰が同じ目に遭ってもおかしくない。シカが増えているのだから、行政は駆除や事故の防止対策を進めてほしい」と声を詰まらせた。

シカが絡んだ交通事故で2人が死亡した現場=27日午後3時20分、標茶町雷別(小川正成撮影)

(以上、北海道新聞より引用)

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 標茶しべちゃと読みます。
 釧路市の北に位置します。
 私が釧路労災病院に勤務していた時には、
 よく標茶町から患者さんがいらしてくださいました。
 標茶出身の看護師さんもいらっしゃいました。
 この道は私も通ったことがあります。
 片側一車線です。
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 事故が起きた10月26日午後4時45分は、
 もう暗くなっています。
 鹿が飛び出してきたら避けられません。
 私が運転していても衝突したと思います。
 釧路にはドクターヘリがありますが、
 日没後は飛べません。
 ほんとうに残念です。
 うちの奥さんは鹿を減らすべきだと言っています。
 私もその通りだと思います。
 亡くなられたお二人のご冥福をお祈りいたします。

“シカで3人死傷_北海道・標茶町”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    避けられない事故ですね。
    痛ましいです。

    友人も鹿と衝突し、
    車が破損しました。
    友人に怪我はありませんでした。
    もう30年前以上前の話です。

    鹿を減らすしか
    手立てがありませんね。

    亡くなられたお二人のご冥福を
    お祈りいたします。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。残念で悲しい事故です。鹿を避けることはできず、対向車との衝突も避けられなかったと思います。交通事故で救急搬送される方を治す立場だった私としては鹿の頭数を減らしていただきたいです。クマの頭数も減らしてほしいです。人命には代えられません。

  2. メガネ より:

    都会に住む人にはなかなか想像が出来ないと思います。自動車と鹿との衝突事故の状況を想像できる者としては、他人事ではなくとても見られないニュース報道でした。私も同じ道路を走った経験がありますし、そもそもこの時期の道内の地方幹線道路では、薄暮時の突然の鹿横断が頻繁にあります。それも、一匹ではなく、複数の鹿(たいてい親子鹿)が突然、立て続けに道路を渡るのです。もはやドライバーの不注意ではありません。この広い道内においては、駆除や防護法(ガードレール等の防護柵)では限界があります。事情を知る者としては、もう注意をするしか方法が見当たりません。
    参考までに、エビデンスはありませんが、ボンネットの上(ウォッシャー液の噴射口辺り)に設置し風を受けて鳴る鹿避けの笛(人間には聞こえない音域)を自動車部品販売店で入手することができます。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。鹿避けの笛は知りませんでした。標茶から釧路までの救急搬送は時間がかかります。日没後はドクヘリも飛べません。ほんとうに他人事ではなく明日はわが身です。とても悲しい事故です。心からご冥福をお祈りいたします。

  3. えりー より:

    夜間にトラックなどに轢かれたとおもわれる
    動物の死体をけっこう見かけると道東出身の
    方が話してました。
    弟は佐呂間町の近くで、キジがぶつかって
    きて驚いたそうです。
    いきなり出てくる動物は小さくても
    こわいです。

    奥さまのおっしゃるように個体数の調整も
    必要になってくるかもしれません。
    お亡くなりになられた方のご冥福を
    お祈りいたします。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。この事故は避けようがなかったと思います。警察のパトカーでも衝突していたと思います。とにかく危険で国道を走行できません。柵を作っても無駄でしょうし、個体数を減らすしかないと思います。亡くなられたお二人のご冥福をお祈りいたします。

  4. さくらんぼ より:

    鹿なんかひいても命が助かってくれたらと思います。
    先日主人がイノシシとぶつかりなんとか遺体を見えない所まで引きずり、翌朝友達と山まで持っていき埋めました。
    亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ご主人様がイノシシと衝突して大変だったと思います。車も壊れて修理費もかかりほんとうに大変です。でもご無事でよかったです。鹿とぶつかっても命が助かっていればと思います。私が知っている人は鹿と衝突すると車は全損で廃車でした。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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