医学講座
ススキノ火災_女性の避難先にも出没
今日は2024年11月29日(金)です。
ススキノ火災_負傷女性はDV相談のことが、
今日の北海道新聞に詳しく載っていました。
ススキノ火災 重体男性、従業員女性にDVか 北海道警が口頭注意
札幌市の繁華街ススキノのガールズバーで26日、男女4人が負傷した雑居ビル火災で、北海道警察が今月上旬、交際相手によるドメスティックバイオレンス(DV)の可能性があるとして、やけどを負った従業員の20代女性を避難させ、放火した疑いのある男性(41)に口頭で注意していたことが28日、道警などへの取材で分かった。
男性がその後、女性の避難先を特定し監視するような行為をしていたことも判明。つきまとった末に事件に発展した可能性もあり、道警が詳しい経緯を調べている。
道警によると、女性は7日、同市中央区の札幌中央署薄野交番を訪れ、当時交際していた男性について「5日に別れ話でもめ、彼氏が暴れた」と相談。DVの可能性があり、2人が同居していたため、道警は翌8日、女性を親族宅に避難させ、男性に口頭で注意した。男性が交流サイト(SNS)で自殺をほのめかす投稿をしており、とどまるように説得もした。
男性は「反省している。死ぬつもりはない」と応じたが、11日にも女性が投稿を見つけ連絡。再び注意すると「もうしない」と答えたという。
関係者によると、女性は20日、知人に「(避難先の親族宅)近くに男性が来るようになった」と相談。付近に車を止め、女性の様子をうかがうような行為をしていたという。ただ、女性は「大ごとにしたくない」として12日以降、道警に相談せず、ストーカー事案として扱われていなかった。
火災は女性が知人に相談した6日後の26日午後3時20分ごろ、同市中央区南5西3の雑居ビル2階のガールズバーで発生。従業員や客の目撃情報などから、男性は作業着姿で帽子をかぶり、カウンター付近で容器に入れたガソリンのような液体をまいてライターで着火したとみられる。
意識不明の重体で容体は変わらず、女性と他の男性2人は命に別条はない。道警は現住建造物等放火の疑いで、41歳の男性の回復を待って事情を聴く方針。
ススキノ火災 元交際相手、従業員女性の避難先にも出没 バー運営会社社長「女性から相談受けてた」
札幌・ススキノで男女4人が負傷した雑居ビル火災で、火元となったガールズバーの運営会社社長(45)が28日、北海道新聞の取材に応じ、火を付けた疑いがある男性(41)について、従業員の20代女性から「ストーカー被害の相談を受けていた」と明かした。
女性は約8年前から働き始め、現在は店舗の運営などを担う立場だった。約1カ月前、社長に「同居する交際相手のドメスティックバイオレンス(DV)や束縛がひどい」などと相談。社長は北海道警察への相談を促し、女性が親族宅に避難する際、荷物をまとめる作業を手伝ったという。
女性のスマートフォンには、男性から通信アプリLINE(ライン)で「会いたい会いたい会いたい会いたい―」と十数行にわたるメッセージが相次ぎ、避難先にも姿を現していた。男性は自殺をほのめかすこともあり、道警が改めて介入。女性は再度、道警に相談することも考えていたという。
出火時、カウンター内にいた女性はやけどを負い、現在も治療を受けている。社長は「ストーカー被害が深刻だったのに、女性は避難先の場所を特定され、男性が近づける状況だった。警察の対応などで未然に防げたかもしれず、悔しい」と語った。
■ ■
道新の記事でよくわかりました。
警察に相談されていたのに、
とても残念な事件です。
会いたい
会いたい
会いたい
会いたい
こんなLINEが来たらぞっとします。
■ ■
DVの男性から逃げても、
避難先の場所を特定されてしまい、
勤務先にやってきて火をつけられたら防ぎようがないです。
放火をすると、
自分も重症熱傷になり健康保険が使えないこと、
被害者の医療費も請求される可能性があること、
損害を受けたビルから莫大な損害賠償請求を求められること、
声を大にして桜木紫乃さんのお父様のお言葉を伝えたいです。
火付けと泥棒だけはするな
全財産を失い家族にも迷惑をかけます。
“ススキノ火災_女性の避難先にも出没”へのコメント
コメントをどうぞ
今朝、こちらの記事を読みました。
暴力や、執拗に連絡する、
コミュニケーションしか取れなかった
のでしょうか。
とても、とても、残念です。
先生がお伝えしてくださった
とおり、火付けと泥棒は、
当たり前ですが、
人としてやってはいけないこと
だと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ガソリンをまいて放火すると自分自身も重症熱傷となり苦しみます。また莫大な治療費がかかり保険が使えません。一生かかっても払えない金額です。火災となったビルからの損害賠償請求もあります。どう考えても大変なことばかりです。そのことを啓蒙すると、そんなことをする人が減るのでは? …とも考えます。
今回の事件
DVから始まり
ストーカーと放火、怖いですね。
指先をちょっと火傷しただけでも
かなり痛みます。
それが全身かと思うと……
犯人が健康保険を使用できない事を
先生に教わるまで
全く知りませんでした。
意識が回復し
事件の動機が
詳細に明らかになるといいですが
生き返っても地獄が待ってますね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ふつうの人は医療費のことまで考えたことがないと思います。自分で火をつけた放火でやけどをしても健康保険が使えません。その上、やけどをさせた人の治療費まで放火した人に請求されます。重傷熱傷で培養皮膚を使うと数千万円の医療費がかかります。火災で損害を受けたビルやテナントからの賠償請求も発生します。刑務所に行くことにもなります。とてもとても大変なことです。
今でこそSNS闇バイト詐欺など取り上げてられますが、ちょっと前までは警察に相談しても管轄外だからとか、あまり重要視してくれない事もありました。
警察に相談したにもかかわらず刺された人もいた気がします。
未然に防げるのならもう少し耳を傾けてください。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
お疲れのところコメントをいただきありがとうございます。警察に相談していたのに防ぐことができず残念な事件です。事件発生の10分前に『楽しいことするよ』とSNSに投稿したそうです。楽しいことが放火とは誰にも予測ができません。ガソリンで放火すると京都アニメの事件のように自分自身も重症熱傷となり莫大な医療費がかかり、健康保険が使えないことを知ってもらうと、同じことをする人が減るのでは?と(私は)考えています。