医学講座
病院の経営難_物価高対策の議論必要
今日は2025年3月24日(月)です。
雪がかなりとけました。
今朝は家の近くの歩道に雪が残っていて、
車道も一部に氷がありました。
春はもうすぐですが、
まだまだ転倒に注意です。
来週火曜日から駐輪場がオープンします。
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今日の北海道新聞社説です。
病院の経営難_物価高対策の議論必要
医療機関の経営難が深刻だ。日本病院会など6団体が今月公表した全国調査の結果によると、昨年赤字の病院は前年を上回り6割以上を占めた。帝国データバンクによると医療機関の倒産は64件で過去最多だった。
患者数は人口に比例して減少が続き経営環境はかねて厳しかったが、物価や賃金の上昇が拍車をかけた。病院側は治療費などの対価として受け取る診療報酬が物価高などに対応できていないとして見直しを訴える。
物価高は収まる気配がなく、経営難の病院が増えれば地方を中心に地域医療は崩壊しかねない。誰もが必要な治療を安心して受けられる環境を保つため、多角的な議論が求められる。
団体の調査によると診療報酬が改定された昨年6月以降、医業利益が赤字の病院は前年同期より約4ポイント増え69%だった。診療材料費や光熱費などの急増が経営を圧迫したという。
診療報酬の改定は2023年末に決まり、人件費などに回る部分はプラス0.88%だったが物価上昇率より低く設定された。また改定は2年に1度で、その間に物価が上がっても報酬に転嫁できない。これでは病院の自助努力にも限界があろう。
帝国データバンクは倒産増加の要因について、物価高などに加え新型コロナ関連の補助金が削減されるなど、支出増と収入減が同時進行したためとみる。
公立病院も事情は同じだ。一般会計からの繰り入れで赤字を埋める自治体は多い。滝川市は市立病院の経営難の余波で、JR滝川駅周辺の再整備事業の停止を決めた。まちづくりにも影響が及ぶ事態は気がかりだ。
政府は医療機関への緊急支援として本年度補正予算に1300億円を計上したが不十分だ。診療報酬のあり方が今のままでいいのか、検討が必要だろう。
報酬が増えれば患者負担も増す。際限ない医療費膨張を避けつつ、地域医療を持続可能にする仕組みを探らねばならない。
帝国データバンクによると昨年は休廃業や解散をした医療機関も過去最多だった。診療所の医師が高齢化し、後継者が確保できない例が目立つ。経営環境が厳しい地域では、こうした傾向が強まることも予想される。
砂川市は診療所を新設する開業医に最大1億5千万円を支援する。道内最高水準の助成額で自治体の危機感が伝わる。国も医師の偏在解消などの対策を手厚くすることが欠かせない。
病床削減などの経営改革も不可避だ。需要を踏まえつつ、医療の空白地帯が広がらぬよう地域で連携し進める必要がある。
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さくらんぼさんがおっしゃる通り、
国会で商品券問題を議論するより、
もっと考えてほしいことがたくさんあります。
私は物価高を何とかしてほしいです。
米が5kgで4000円を超えるなんて異常です。
主食の米が投機されているのに、
何の規制もないままです。
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病院経営は大変です。
国が経営する国立の医療センターで看護師さんがストをするなんて考えられません。
しかも賃上よりも、
いい医療を提供するための増員を求めています。
こんな状態だから、
若い先生が直美ちょくびになってしまいます。
国に考えてもらわないと、
日本の医療が崩壊します。
“病院の経営難_物価高対策の議論必要”へのコメント
コメントをどうぞ
雪が早く溶けきり
自転車通勤が
出来るといいですね。
お米の価格、
尋常じゃありません。
何とかして欲しいです。
まどか26歳
という医療ドラマが
最終回を迎えました。
その中で研修医が
直美になろうかなと
言うシーンがありました。
やはり深刻なのですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。医療業界は大手企業と違って賃上げは無理です。診療報酬が上がらないからです。直美の先生ばかり増えて、外科系医師になる若者が少ないようです。このままだと日本の医療が崩壊します。
山形も雪解けが進み明日は20度近くになります。
山火事が相次いでいるので雪が解けないうちに剪定枝を燃やしたいので今日消防署に届け出て明日3人頼んで燃やしてもらいます。
でも昨年より厳しく言われました。
個人経営の整形外科で身体が悪くなり閉院したところがありますが
私が行ってる内科もマロの行ってる動物病院も改築して若先生になりました。
近くの病院は医師不足なので本間先生より年上の先生ばかりで看護師さんも私より上の人もいます。
理事長なんて偉く聞こえますが大変そうだなあとつくづく思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。剪定お疲れ様です。剪定枝を燃やすのも大変ですね。医療機関はどこも大変です。診療報酬が上がらず、物価だけ上がっています。電気、ガス、燃料、それに入院がある病院は米価と野菜や調味料などすべてが上がっているのに給食費はそのままです。熊本で時給3000円で給食員を募集して施設などで給食をつくる人がいなくなったらしいです。この国はどうなるのか?と思います。
地域人口が少なくても、そこで
生活している方々がいる限り、
病院がなくなることは、
大変なことだと思います。
今日もお米が高騰して生活費に
苦労している方の話をお聞きしました。
国には国民が生きていくために
大事なことを考えてほしいと思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。病院経営はほんとうに大変です。特に入院患者さんへの食事の提供は米価UP、電気・ガスUP、食材UP、人件費UPでどう工夫しても赤字です。米が投機対象になっているのに何も規制されていません。日本の医療保険制度は、患者さん側にとっていい制度です。国にもっと考えてほしいです。商品券問題はもういいです。