二重・眼瞼下垂
他院埋没法の糸2015
他院埋没法の糸
2013年8月10日の院長日記です。
埋没法の糸抜去は難しいです
2013年8月11日の院長日記です。
2ヵ月前に左目が痛くなりました。
コンタクトのためかと思って…?
眼科を受診したら、
埋没法の糸で眼球に傷がついていると説明されました。
20年前に埋没法の手術を受けました。
今はもう無くなってしまった美容外科です。
■ ■
こんなメール相談を受けることがあります。
埋没法の糸を、
【簡単に抜去】することは、
とても難しいことが多いです。
先生やクリニックによって、
使っている糸の種類、
本数、
埋没をした場所が、
まったく違います。
■ ■
相談者の方のように、
手術から20年も経過していると、
糸そのものが劣化して、
引っ張っただけでちぎれることもあります。
眼科で糸が原因と言われたら、
まず眼科の先生に取れないかお願いしてみることです。
でも、
眼科では断わられることも多いです。
■ ■
理由は、
簡単には抜けないからです。
眼科の先生は、
糸をまぶたの裏側から見つけます。
眼科で診察する時に、
ひょいと、
まぶたをひっくり返してみるあれです。
■ ■
埋没法の糸は、
だいたいが、
皮膚側に結び目があります。
裏側(結膜側)から引っ張っても、
痛いだけで抜けないのです。
難しいのが、
【取れない埋没法】
【○○法という特別な方法】
何回も結び目をつけて、
これでもか
これでもか
…というほど糸がついている目です。
■ ■
手術をした先生が見つかれば、
別のクリニックに移籍していても、
一度診ていただくといいです。
手術をした本人は、
どこにどうやって糸を結んだか、
覚えているものです。
手術を受けたクリニックが閉院してしまっていて、
先生も見つからない時は、
目の手術を多くしている形成外科で相談することです。
診察料を払って、
まぶたの裏側をしっかり診てもらうことです。
“他院埋没法の糸2015”へのコメント
コメントをどうぞ
眼科でも稀に取ってくださるところがあるんですね。
手術した整形外科が無くなってる場合は悲劇ですねー。
お話を素人の私が聞いても、糸を探して取るとなると至難の業のような気がします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。糸の端が結膜から出ていて、引っ張るとすぐに抜けるようなのは眼科でも取ってくれると思います。でもそんなのは稀です。
今の眼科で瞼をまくられたことはないです。特殊な器具で目に光を当てたり風を当てたりして検査診察されます。 私が行っている眼科では眼瞼下垂はよく勉強してないのか前の方の診察で「私眼瞼下垂だと思いますが、手術できませんか?」 に対してできません。はないでしょう。私が見てもそう思います。買い物でその方にたまに会うのでなんども本間先生のブログを見てくださるよう言おうかと思いましたが、言えないでいます。 山形では遅れているので他院の糸なども眼科ではなく形成外科で診ていただいたほうがいいと思いましたが。
糸で眼球に傷がつくなんて怖いですね。
眼科の先生は美容外科の後始末は嫌がると聞いたことがあります。
取れない埋没法ですか。
ま結び目がたくさんあって、くっついて取れないという意味なんですかね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
美容形成外科を標榜する私でも【他院の糸】の後始末は好きではありません。眼科の先生から依頼されることもあります。保険診療で目に傷をつけている糸を抜去してもとても安い料金しか請求できません。それだけやっていたら完全に赤字です。俺が取らなかったら誰が取るの?という気持ちでやっていますが時間がかかって正直なところ疲れます。