二重・眼瞼下垂
眼瞼下垂の再手術
定期購読している克誠堂出版の形成外科11月号が、
昨日届きました。
今月号の特集は、
眼瞼下垂の再手術です。
定期購読していない先生や、
美容外科の先生におすすめします。
眼瞼下垂手術は難しいです。
修正手術はもっと難しいです。
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【特集】眼瞼下垂治療における再手術
企画にあたって
眼瞼下重症手術は、今や形成外科で最も施行件数の多い手術の1つとなっています。しかし、十分な矯正が得られなかったり、過矯正になったり、あるいは矯正は得られても眼瞼の形状から整容的な不満が生じたりすることが少なくありません。いうまでもなく、その修正には病態の把握とそれに対する適切な処置が必要ですが、これらはまだ体系化されたものでなく、再手術は簡単ではありません。
そこで今回、「眼瞼下垂治療における再手術」と題した特集を企画、経験豊富な先生方にご執筆を依頼しました。本特集がエキスパートの先生方の再手術に対する考え方を理解する手助けとなり、日常の診療に役立てば幸いです。
帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科学講座 平林慎一
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・眼瞼下垂症術後変形の治療 野平久仁彦ほか 1191
・加齢性眼瞼下垂症に対する再手術症例の検討 落合博子ほか 1199
・術後開瞼不良例に対する再手術の要点 田邉裕美ほか 1206
・眼瞼下垂再手術の傾向とその対策 権太浩一ほか 1213
・再手術を回避するための腱膜性眼瞼下垂症手術─眼窩隔膜を切開し根治性の高い手術を行う─ 宮本純平 1226
・眼瞼下垂症手術における美しい瞼裂作成のコツ─腱膜前転術で生じやすい3種の不良形状瞼裂とその対策─ 一瀬晃洋 1235
・眼瞼形成術後整容的改善手法としての眼瞼下垂手術 湯田竜司ほか 1241
(以上、形成外科より引用)
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眼瞼下垂症手術は保険で5万円でしても、
自由診療で50万円でしても、
再手術になることがあります。
札幌美容形成外科で私が手術をしても、
再手術になることがあります。
微妙な左右差が残ることもあります。
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明らかな左右差があれば、
手術から数ヵ月待って、
再手術をすることがあります。
手術直後はいい感じだったのに、
数年経過してから、
【再発】して再手術になることもあります。
もちろん再手術にならない方が大部分です。
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難しいと思うのが、
他院で何度も手術を受けた方です。
眼瞼下垂症手術は『切る手術』なので、
切るたびに難しくなります
瘢痕はんこんというキズができるからです。
イメージが違うという人もいます。
HPやクリニックの症例写真で、
自分のイメージとよく合う写真を見つけることです。
この形成外科の特集号はネットで購入することもできます。
本体2,800円+消費税と高いですが
一般の方も購入できます。
著者の中に福田慶三先生がいなかったのが残念でした。
“眼瞼下垂の再手術”へのコメント
コメントをどうぞ
保険適用で5万円なら保険適用で受けたいですが、富豪な方は50万円の方がいいと思って受けるのでしょうか?私のような一般庶民低所得者は保険適用でないと受けられません。病気なので生命保険からも手術給付金が貰えるんですよね? 50万円でしても貰えるんですかね? とにかく何度も手術するのは難易度が上がるということですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私も5万円の保険適応の手術です。保険適応で手術を受けた方は生命保険の給付金をもらえますが、50万円で自由診療で受けた方はおそらく【美容目的】と判断されて保険会社は保険金を支払わないと(私は)思います。高けりゃいいってもんじゃありません。自由診療で50万円も100万円もかけた人を治せるのは、5万円の保険診療の形成外科医だったりします。『あ~ぁこんなへたくそな手術をされちゃって…』と言いながら治すかどうか?わかりませんが、じれんまがあることは確かですね。
切る手術は回数を重ねるのと難しいのですか。
眼瞼下垂ではありませんが
大昔に整形したと親から聞かされた芸能人の方がいます。
その方は奥二重の男性でとても可愛い顔だったのに
二重にして失敗だったように思います。
三◯明さん、どういう手術方法かはわかりませんが。
最近テレビで見たら、凄い目になってました。
整形し直したらいいのに
と思いましたが
難しいのですかね?
テーマと違いすみません。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
その方のことは存じませんが俳優さんでも失敗されている人はいますね。
切らない眼瞼下垂の手術があると聞きました。修正手術が難しいので、元に戻せる手術だと某サイト書かれてありましたが、医学的に証明されている物なのでしょうか?
切らないから、元に戻せるからといって安全なものなのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
『切らない眼瞼下垂症手術』と呼ばれている手術は結膜側(眼球側)から挙筋を調節する手術です。戻ることもありますし、下手な先生がすると手術中に眼球を傷つける可能性もあります。どんな手術でも100%安全なものはありません。ネットの情報だけを信じるのは危険です。金儲けのことしか考えていないサイトもたくさんあります。
スノーボールさんのコメントから失礼します。
切らない眼瞼下垂と、『切る』眼瞼下垂、適応になる方のの違いなどはあるのですか?
下手な先生だと眼球が傷つくこともあるのですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
昔から結膜側から眼瞼挙筋を調節する手術がありました。『切らない眼瞼下垂症手術』を広められたのは真崎医院の真崎信行先生です。保険診療でふつうに行う眼瞼下垂症手術は『切る手術』です。