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チェリーの埋葬
チェリーの遺体を埋葬しました。早朝に私と息子、家内、私の両親、家内の母が‘参列’して行いました。
‘墓穴を掘る’という言葉があります。実際に掘ってみるとかなりの重労働です。殺人犯が屍体を埋めるというのは実に大変なことだと思いました。
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私は毎年花作りをしているので、この手の土木作業は得意です。今日は息子に手伝ってもらい穴を掘りました。
普通に球根を埋める程度に掘ると、もしスコップで耕した時に遺骨が出てきます。それより深く掘らなくてはいけません。今日は約1m掘りました。
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黒土が入っているのは約30㎝。そこから先は石がたくさん出てきます。石の混じった土をチェリーにかける訳にはいかないので、その土を篩(フルイ)にかけます。掘るのは息子の仕事、篩いは家内と私の父が担当しました。
額に汗して墓穴を掘るのは大変です。息子がフーフー言いながら‘まだ掘るの?’と訊いて(キイテ)きます。
‘まだまだ’と私。かなり掘ったところで私と交代。
息子‘まだ掘るの?’
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‘石でゴロゴロしたところにチェリーを埋めたら痛いだろう’
息子が掘ったところを、丁寧にまた掘って床をつくりました。
本当は死んでいるから痛いわけはないのですが、妙に納得されました。せっかく埋めるのでしたら、きれいに掘って、サラサラの土をかけてあげたいと思います。
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ようやく掘ったところで、チェリーに最後のお別れをしてお花と一緒に穴に埋めました。篩(フルイ)にかけたサラサラの土を少しずつ手でかけていって、しっぽの方から埋めました。最後はユリの花で顔を覆って、その上に土をかけました。
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私の家は近所の人のイヌの散歩コースにあります。私たちが墓穴を掘っている間にも、かわいいワンコがたくさん通りました。
家内が毎日朝と夜にオシッコをさせていた場所のすぐ横に埋めました。ラベンダーの中に入ると怒られるので、チェリーは駐車場の石の上でオシッコをしていました。
埋めている間にも元気だった頃のチェリーを想い出しました。
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人間が亡くなると、お通夜とお葬式をしてたくさんの人が集まります。故人を偲んで(シノンデ)想いをめぐらします。
私は宗教は特に信仰していません。両親もどちらかというと無宗教です。父方の祖父がクリスチャンだったので、本間家のお墓には十字架がついていますが、私は教会には行っていません。
私が死んだ時は‘コンピューターグラフィックで合成した私が、ビデオで会葬者にお礼を申し上げて、このHPに出しているビデオを上映して’と家族に話してあります。
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今日も皆様からお悔やみのメールをいただきました。
お悔やみをいただき、心から感謝しております。ペットとの別れは辛いですが、生きている間にたくさんの幸せをペットからもらうことができます。ペットとの生活を大切になさってください。本日はご会葬いただきありがとうございました。
チェリー最後の写真です。