医学講座

アクアフィリングは輸入禁止にすべき

 昨日の院長日記、
 アクアリフト豊胸は危険です
 …の続きです。
 私は他の形成外科専門医より、
 美容外科手術後のトラブルを多く診ています。
 メール相談もよくいただきます。
 はっきり言って、
 アクアフィリングは輸入禁止にすべきです。
      ■         ■
 何も知らない人が、
 98%が水分
 自然なやわらかさ
 コスパがいい

 安全♡ですぅ~
 …とだまされています。
 安全ではありません。
      ■         ■
 今まで数多くの乳房注入剤の副作用を見ましたが、
 このアクアリフトのように、
 授乳している間に、
 突然感染して、
 高熱が出て、
 膿が出てくるような注入剤は、
 他には見たことがありません。
      ■         ■
 困って病院に行っても、
 治療できません
 入れたところに行ってください

 …と見放されて、
 患者さんは自殺まで考えたそうです
 自殺しなくてよかったですが、
 自殺したくなる気持ちもわかります。
      ■         ■
 アクアフィリングは海外から輸入されます。
 日本で未承認の製品なので、
 成田で通関する時に、
 必ず厚生労働省関東厚生局から、
 薬監証明やっかんしょうめいが必要です。
 医師免許証と
 所定の書類が必要になります。
      ■         ■
 2つの日本美容外科学会が、
 使用するべきではない
 …と声明を出して、
 注意喚起をしているのですから、
 厚生労働大臣は、
 すぐに輸入禁止措置を取るべきです。
 そうすると通関できないので、
 日本国内に流通することはありません。
 これ以上被害者が増えないことを願っています。

“アクアフィリングは輸入禁止にすべき”へのコメント

  1. えりー より:

    昨日に引き続き注意喚起を
    ありがとうございます。
    「安全です」というところが
    一番大事なはずなのに、
    リスクが大きいものを詳しい
    説明もしないで使用する
    美容外科があるのは残念ですし
    本間先生のおっしゃるように
    輸入も禁止されて、これ以上
    被害のないようにして欲しいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私はアクアフィリングは他の注入剤と明らかに違うと思います。高いお金を出して胸を大きくしたけど数ヵ月で小さくなったというのはヒアルロン酸でよくありました。まだ小さくなったほうがマシです。赤ちゃんにおっぱいをあげていたら膿が出てきて高熱でお母さんが入院したというのは最悪です。輸入禁止にすべきです。

  2. なっちゅん より:

    アクアフィリングは輸入禁止にすべきなのに
    何をやってるのでしょうか?
    それを勧めるなんて……

    もどかしいですね。

    本間先生の日記を読んで頂きたいです。
    知って欲しいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。昨年、日本美容外科学会が声明を出したのに、未だに被害者が出ています。私の院長日記をマスコミで取り上げてほしいです。

  3. さくらんぼ より:

    厚生労働大臣は美容外科的なことにはあまり重要視していない気がします。もっと知ってほしいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    お忙しいのにコメントをいただきありがとうございます。厚生労働省がもっとしっかりしてくれれば被害者は増えません。日本にどのくらいの量が輸入されているかは薬監証明を調べるとすぐにわかります。管轄は厚生労働省の関東厚生局です。被害者の患者さんがかわいそうです。

  4. yuu より:

    助けてください。
    アクアフィリング施術後、授乳を開始し感染症にかかりアクア注入口から膿とジェルが破裂、その穴から洗浄を繰り返していましたが悪くなったりよくなったりを繰り返し治療方法がなく途方に暮れていたところ手術してくださる医師をやっと思いで見つけ出し6月に大きく切開し傷を開創したままの状態でいます。それまで直接Sクリニックと交渉してきましたがここまできて突然弁護士を出すというのです。あまりにひどい状況にどうすれば良いか困惑しております。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    お困りの様子はよくわかります。今年の日本形成外科学会や10月に開催される日本美容外科学会でもこの問題が取り上げられます。受任してくれる弁護士さんが見つかることをお祈りしています。マスコミにももっと取り上げてほしいです。

  5. yuu より:

    本間先生
    お返事ありがとうございます。
    この件を研究してくれてる弁護士さんと出会うことができました。自壊して膿が流出した部分はまだ治療は続いていますが相手方の対応が悲しくなるほど冷たく、みんなこうなってるわけではないと、まるで私の体が過剰に反応しているかのような言い方をされています。子供が生後2年の間に私はこの件で小さな子供を残して三度の入院。こんなこと絶対許されることではありません。厚労省はこの問題についてなにも言及していないのでしょうか。。またアクアフィリング自体が有毒なものではないとの相手の言い分は正しいのでしょうか?本間先生のご意見を伺いたいです。。。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    弁護士さんが見つかってよかったですね。相手方も強気の回答を出してきています。裁判になっても自分たちの非は認めないと思います。できれば被害にあった他の患者さんと集団で訴訟にするのがいいと思います。裁判所は準備書面のやり取りの後で証人尋問をします。患者側に有利な証言をしてくれる協力医を見つけると患者側に有利な和解となります。あきらめずにがんばってください。先日の日本美容外科学会会員総会でもアクアフィリングの健康被害について言及された先生がいらっしゃいました。

  6. yuu より:

    本間先生
    お返事ありがとうございます。
    本間先生がおっしゃっていたTクリニックのK先生に紹介して頂いた大学病院で今も尚、治療中です。
    閉創の手術後も、、腕が上がらなくなる、肺や骨が痛く呼吸が苦しい等の症状がでてCTと血液検査から軽い炎症反応があると抗生剤を処方され様子を見ています。
    また、いつ感染が起こるのかとビクビクしています。こんな状況から早く解放されたいです。。。弁護士さんのほうもK先生からお墨付きを頂いた先生です。集団訴訟とのことですがどこで被害者を集めればいいのですか?右も左もわからずに手探りです。。。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    弁護士さんにお願いしてマスコミに報道してもらうのがいいです。この問題は共同通信社やNHKが報道してくれています。

  7. yuu より:

    本間先生
    ありがとうございます。
    沖縄の當山先生にご相談させていただいた時にもマスコミの話を聞かせていただき、朝日新聞記者に連絡したりしましたが、また後日お話を聞かせてくださいとの回答のみでその後連絡はありません。大慈弥先生にも連絡したり色々しているのですがこれといった解決方法を見つけられず行き詰まっておりました。やはり素人には限界があるのでしょうか。
    弁護士さんに、お会いするときに本間先生のこのアドバイスはお話ししてみます。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    こちらの院長日記でご紹介した読売新聞東京本社編集局医療部の高梨ゆき子さんもこのアクアフィリングのことを取材されていました。弁護士さんとご相談なさってください。

  8. さき より:

    本間先生
    こんにちは。
    5年程前に両胸にアクアフィリング注入の施術を受けてしまいました。現在、多数のしこりになっており痛みもあります。
    アクアフィリング除去を多数行なっている美容クリニックのカウンセリングに行きましたが、エコーで確認したところ大胸筋にまでアクアフィリングが入っているそうです。
    注入の施術を受けた時のカウンセリングでは、数年かけて体内で吸収され、尿となって体外へ排出されると聞いていました。しかし、現在では、非吸収性であり一生体内に残り続けるとなっており、将来が不安でたまりません。
    発がん物質が含まれているとの事で、本当に怖くて精神的にかなりダメージを受けており、日々後悔しています。
    除去出来る施設を探しており、先日日本医大も受診しましたが、野本先生は本年度から違う施設へ変わられたとの事で、後任の医師の診察を受けましたが、「今はこのまま経過をみて、何か起こったらその時に対処していく方針」との事でした。
    私は、今自分の胸を見るのも辛く、精神的にまいってしまい仕事にも行けず、本当に苦しいです。
    将来、アクアフィリングに含まれている成分によって癌になる可能性を高めてしまっている、いつ感染を起こしてしまうかわからない等の恐怖で眠れない日々を過ごしています。
    なんとか、出来るだけ除去したいです。
    関西在住なのですが、除去手術をして下さる医師や病院をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?遠方であっても、かまいません。
    自費のため治療費が高額になる事や切開になる事等、覚悟しています。
    自業自得なのですが、本当に困っています。助けて下さい。
    どうか、よろしくお願い致します。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    お困りの様子はよく理解できます。日本医大の先生が『今はこのまま経過をみて、何か起こったらその時に対処していく方針』でしたら、それがいいと(私は)思います。
    発がん物質が含まれているというのが、どこから出た情報かわかりません。確かに感染症で苦しんでいる患者さんはいらっしゃいますが、発がんとの因果関係は報告されていないと思います。
    PubMedという米国の医学検索サイトで調べても下記のような論文しか出てきません。
    これ以上の回答をご希望でしたら
    当院の相談フォームから送信してください。
    Complication of AQUAfilling® Gel Injection for Breast Augmentation: Case Report of One Case and Review of Literature.
    Jung BK1, Yun IS1, Kim YS1, Roh TS2.
    Aesthetic Plast Surg. 2018 Oct;42(5):1252-1256.
    Abstract
    INTRODUCTION:
    Augmentation mammoplasty is one of the most popular aesthetic operations in the world. In Korea, one of the fillers used for breast augmentation is AQUAfilling® gel (Biomedica. spol, s,r,o, Czech Republic). AQUAfilling® gel is a hydrophilic gel composed of 98% sodium chloride solution (0.9%) and 2% cation copolyamide.
    METHODS:
    This is a case report describing a patient that suffered complications after AQUAfilling® gel injection for breast augmentation.
    RESULTS:
    A 32-year-old female patient was referred to our plastic surgery department with a chief complaint of repeated wound dehiscence and fluid discharge involving both breasts. She was treated via surgical intervention for removal of necrotic infected tissue and filler, as well as massive irrigation three times. After the third surgery, there were no complications, including infection or dehiscence, during a 1-year follow-up period.
    CONCLUSIONS:
    Although AQUAfilling® gel is easy to inject and is natural looking, once a complication occurs, treatment is difficult. Also, there are concerns regarding toxicity of the gel material and its influence on surrounding tissues. Hence, sufficient evidences of long-term safety must be accumulated and proved, until which time the aesthetic use of the unapproved filler must be restricted.

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