院長の休日
先祖の供養
私は本間家の長男でありながら、
先祖の供養には疎(うと)く、
お盆でも墓参りに行かない年もあります。
盆も正月も仕事だった…
というのは口実です。
先祖を供養するという習慣がありません。
私を一番かわいがってくれたのは、
母方の祖母、太田キヨでした。
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この祖母のお墓は、
東京の谷中にあります。
日蓮宗の妙圓寺(みょうえんじ)という、
お寺の境内に古いお墓があります。
亡くなってから、
一度だけお参りに行きました。
東京には年に何度か行きますが、
学会などで行くため、
なかなかお墓へは行けません。
この祖母のことはよく想い出します。
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祖母は、
夫が42歳の厄年で亡くなり、
女手一つで四男一女を育てました。
夫は沖電気の社員で、
中国へ単身赴任中に亡くなりました。
(無理をするとおじいさんのように早死にするので…)
無理をするんでないょ~
というのが
私への口癖でした。
(祖母に背いていつも無理をしています)
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本間家のお墓は、
札幌の平岸霊園にあります。
私の祖父母と祖父の姉が眠っています。
祖父は私が中3の1月に亡くなりました。
一緒に暮らしていなかったので、
あまり記憶にありません。
祖父はクリスチャンだったのですが、
父は教会へは行かず、
私もクリスチャンではありません。
キリスト教のため?か
本間家には法事がありません。
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濱本淳二先生は、
遺言で、
自分の葬儀は宗教色を無くして、
家族葬でと生前に指示されたそうです。
さすが濱本先生だと思いました。
私も宗教色は無しで、
線香の代わりに、
ラベンダーの香りが良いです。
濱本先生は、
亡くなった人を思い出し語るのが一番の供養
とご子息にお話しされたそうです。
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私も法事などはしなくてもよいので、
亡くなった人を思い出して、
語ったりお酒を飲んだりしてくれるのが、
故人にとっての供養だと思います。
(これを正式にするのが法事でしょうか?)
今日は休診日だったので、
亡くなった家内の父を思い出して…
家内と家内の母の3人で、
昼食を食べました。
これも供養の一つだと思います。