医学講座
私の講義風景
昨日で、
私の3回の講義が終わりました。
私が教えているのは、
理学療法士と作業療法士の学生さんです。
優秀な学生さんです。
自分が教員になってわかりました。
居眠りはよく見えます。
■ ■
自分が学生の時も…
先生には申し訳ないことですが…
居眠りをしました。
今でも…
学会で居眠りをします。
自分の興味から外れた内容だと…
つい眠くなります。
■ ■
私の講義で…
学生さんが寝てしまうのは、
毎年、褥瘡(じょくそう)の講義です。
確かに…
褥瘡の話しは…
あまり面白くありません。
■ ■
非常勤でも…
長く講義をしていると…
居眠りがよく見えるようになります。
居眠りしている人が…
3人以上になったら…
(学生数は40人程度です)
脱線することにしています。
■ ■
自分の経験からみても…
講義の内容はすっかり忘れてしまったのに…
先生が脱線して話してくださったことが…
忘れられないということがあります。
私は、
講義の資料はプリントして渡し、
脱線しても、
国家試験には通るように教えています。
■ ■
昨日の脱線した内容です。
きみたちは、あと3年したら、
優秀な理学療法士と作業療法士になっている。
でも…
実際に現場に出てみると…
仕事はできない。
俺(私)って…
なんてできない人間なんだろうと思う。
■ ■
私も、
昔、医師免許を取得して北大へ行ったとき…
何もできなかった。
先輩からたくさん叱られた。
きみたちは優秀だけれど…
もっと優秀な先輩もたくさんいらっしゃる。
■ ■
仕事ができなくてもめげるな。
すぐに覚えて立派になれる。
でも、最初は何もわからない。
わからない新人ができることは、
朝、『おはようございます』と…
大きな声であいさつをすることだ。
『よろしくお願いします』とあいさつをすることだ。
■ ■
東日本大震災の時、
TVで毎日やっていた、
【こんにちは】
【ありがとう】
…これをしっかり声に出して言うこと。
こんなことを教える先生は…
他にいないかも知れないが、
仕事をするのに…
とても大切なこと。
■ ■
あいさつする時は、
相手の目を見て…
おじぎをする時は…
頭だけでなくて…
しっかり腰を折って…
こうやって(私がおじぎの見本を見せて)
あいさつするんだ。
素直な学生さんはしっかり聴いてくれました。
すばらしいリハビリの先生になると思います。