医療問題
高橋智先生の日記2011-11-26から
私が尊敬する…
弁護士の高橋智先生の
Sammy’sダイアリー
2011年11月26日の日記、
事柄の本質より人間関係で決まる社会〜日本社会〜に
とても興味深い内容が書かれていました。
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医療事故でよくある場面ですが、
本来は適切かつ迅速な措置をしなければならないのに、
担当医師を呼ぶことにこだわったり、
当直医に気を遣って
わざわざ非番の医師に電話で指示を仰いだり、
レントゲン技師に気を遣って夜呼ぶことができずに、
手遅れになってしまったということがしばしばあります。
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さすがにたくさんの医療事故を扱った弁護士さんです。
とても大切なことですが、
医学部でも、
看護学部でも、
保健医療学部でも、
どこでも教えません。
初期研修で教える病院がどの位あるでしょうか?
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当直の時、
上の先生に指示を仰いだら…
こんなことで起こすな!…と…
こっぴどく怒られた。
そんな病院はたくさんあると思います。
一度怒られると…
次からは電話できなくなります。
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夜勤の看護師さんが…
先生に連絡しようかなぁ…?
こんなことで電話したら…?
叱られるかしら…?
迷うことはたくさんあると思います。
私は何度も看護師さんに助けられました。
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どんな時に連絡するべきか?
この程度だったら自分の判断でOK。
実際に学ぶのは…
自分が勤めた病院の先輩や、
たまたまいっしょに働いた同僚から、
経験として学ぶことが多いです。
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いい先輩や
いい同僚に恵まれると…
自然といい習慣が身につきます。
私にとって一番相談しやすかった先輩が、
現、市立札幌病院院長の吉田哲憲先生です。
相談して叱られた記憶がありません。
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北大にいた時も、
釧路労災病院の時も、
JA帯広厚生病院の時も、
札幌医大の時も、
いつも相談していました。
セカンド・オピニオンという日記にも書いてあります。
よき相談相手がいると医療事故も防げます。
とても大切なことだと思います。