医療問題
何でも聞ける先輩
病院で仕事をしていて大切なのが、
何でも聞ける雰囲気です。
こんなこと聞いたら…
ばかだって思われるよなぁ~
でも…
わかんないなぁ~
まぁ、いいっかぁ~
やっちゃえ~
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これが医療事故の原因です。
ふだんから、
先輩と仲良く話しができる職場は、
ちょっとしたことでも聞けます。
彼氏や
彼女のこと、
今晩の夕食のことなど…
気軽に話せる先輩がいることが、
とても大切な職場の条件です。
■ ■
私が北大形成外科に入局した30年前、
何でも話せる先輩がいらっしゃいました。
何も仕事ができなくて…
落ち込んでいた時にも…
本間、みんな最初はできない
…と言ってくださった先輩は、
とても励みになりました。
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私の北大形成外科の先輩に、
飯田和典先生がいらっしゃいます。
飯田先生は、
北大51期で私の5年先輩です。
阪大特殊救急部で研修された、
とても頼りになる先輩でした。
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飯田先生は、
病棟や外来で、
直接いろいろなことを教えてくださいました。
先生の車は、
当時、若者のあこがれだった、
RX-7(あーるえっくす・せぶん)
…というスポーツカーでした。
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何もできない私にとって…
阪大特殊救急部で研修なさった…
飯田和典先輩は、
何でもできる先輩でした。
口数が多い先生ではありませんでしたが、
話すととてもおもしろい先輩で、
いろいろなことを教えてくださいました。
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形成外科メモリアル病院では、
手術中のトラブルから救っていただきました。
私にとって忘れることができない先輩です。
医師でも、
看護師でも、
何でも聞ける先輩がいることが、
医療事故を防ぎ、
自分自身のキャリアUPにつながります。
私は飯田和典先生に感謝しています。