医学講座
心配ない吃音_克服し市長に
平成23年11月24日、
朝日新聞、声の欄への投稿です。
心配ない吃音_克服し市長に
県議_佐藤征治郎
(さいたま市岩槻区_72)
「吃音(きつおん)の自分嫌わないで」(10日朝刊)に自分自身を重ねた。小学生時代、授業中に発言しようとしても最初の一言が出なかった。答えがわかっていないのに手を挙げていると思われやしないか悩んだこともあった。だがいじめに遭った記憶はない。むしろ人前で話したり歌ったりするのが大好きだったので、吃音なのに放送部に入って活躍した。
中1の夏、ろうあ学校の吃音矯正教室に行った。約10日間、腹式呼吸をしながらゆっくり発音する練習をした。すぐには治らなかったが、継続したせいか高校入学時には気にならなくなり、高2の秋には校内の弁論大会で優勝した。
長じて岩槻市議に立候補した際、街頭演説を聞いた母が「本当に征治郎か」と驚いた。さいたま市と合併する2005年までの7年間は岩槻市長を務めた。一時「過ぎるほどしゃべる」と言われたが、最近は加齢と共に横隔膜が縮んだらしく腹式呼吸を心掛けている。
■ ■
私の知り合いの医師にも、
言葉を出そうとすると…
うまく出ない人がいます。
腹式呼吸で治ることも…
吃音矯正教室があることも、
恥ずかしながら知りませんでした。
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佐藤征治郎様の投稿を読んで、
ぜひ吃音で悩んでいらっしゃる方に、
知っていただきたいと思いました。
吃音を克服して、
市長さんなられたのは、
ほんとうにすごいと思います。
これからも県議会議員として
長くご活躍ください。