医学講座

第18回日本熱傷学会北海道地方会①

 昨日(2011年11月5日土曜日)、
 第18回日本熱傷学会北海道地方会が開催されました。
 帯広から、
 まみ子師長さんも参加してくださいました。
 昨日の学会は、
 参加者が120人超という、
 とても盛会な地方会でした。
      ■         ■
 医師・看護師だけではなく…
 北海道内の消防で、
 実際に救急患者を搬送してくださっている、
 救急救命士や、
 消防関係者の参加が、
 地方会を盛り上げてくれました。
 お忙しいところ…
 参加していただいて感謝しています。
      ■         ■
 北海道は広いです。
 この広大な北海道の救急医療が、
 大きく変わってきています。
 今年の学会長は、
 札幌医科大学高度救命救急センター長で、
 札幌医科大学救急集中治療部の、
 浅井康文教授です。
      ■         ■
 浅井教授は、
 早くから救急患者の航空搬送を提唱していらっしゃいました。
 日本航空医療学会の理事です。
 昨日の地方会では、
 熱傷患者の航空搬送についての発表がありました。
 札幌では、
 手稲渓仁会病院のドクターヘリが活躍しています。
 奈良理先生がドクターヘリが要請された、
 熱傷・気道熱傷について報告してくださいました。
      ■         ■
 札幌の北部に、
 石狩湾新港という港があります。
 この港に停泊中のタンカーで、
 熱傷を受傷した患者さんについて…
 石狩北部地区消防事務組合消防本部の、
 國京貴久さんが発表してくださいました。
      ■         ■
 港に停泊中のタンカーから、
 タグボートに移動し、
 そこから救急車で搬送したという事例でした。
 冬の海に停泊しているタンカーから、
 真っ暗な夜間に患者さんを救出するのは、
 大変なことだったと思います。
      ■         ■
 熱傷深度の判定など、
 よく勉強されていました。
 熱傷の救急医療において、
 救急救命士の活躍が重要なことがわかりました。
 熱心な討論のため、
 終了予定時間が1時間もオーバーしましたが、
 実に有意義な地方会でした。
 札幌医大高度救命救急センターのみなさん、
 ありがとうございました。

“第18回日本熱傷学会北海道地方会①”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ