医学講座
節分と埋没耳の記憶2013
今日は節分です。
鬼はそと
福はうち
です。
北海道では…
節分に落花生をまきます。
落花生…
殻に入ったピーナツです。
■ ■
うちの奥さんは関西の出身なので…
節分に落花生…???
最初は面食らったようです。
何度か…
大豆をまいたことがあったような…?
…気もしますが覚えていません。
■ ■
節分の日に…
私は家に居なかったことが多いと思います。
子どもが小さかった頃には…
幼稚園などで豆まきをしていました。
鬼のお面を描いていたようにも記憶しています。
北海道で…
節分に売っている豆は落花生です。
■ ■
形成外科医として記憶に残っているのが…
小耳症や…
埋没耳の子どもさんです。
鬼のお面やマスクを…
耳にかけることができません。
子ども用のお面は…
だいたいゴムで耳にかけるようになっていました。
■ ■
埋没耳の子どもさんは…
耳が埋まっているので…
ゴムをかけてもすぐに取れてしまいます。
形成外科の手術で治すことができます。
小耳症は耳が大きくなるまで…
手術を待ちますが…
埋没耳でしたら幼稚園でもできます。
■ ■
私が最初に小耳症の永田悟先生とお会いしたのが…
日本形成外科学会で…
永田先生が埋没耳のポスターを発表された時でした。
確か…
私も永田先生も30代でした。
埋没耳にも…
永田法があります。
PRSという米国形成外科学会誌に…
梁井(やない)先生との共著で掲載されています。
■ ■
埋没耳で…
鬼のお面をつけられなくて困っている方は、
是非、形成外科で治していただいてください。
Our Method of Correcting Cryptotia
Akira Yanai, et al.
Plastic and Reconstructive Surery, Vol.82, No.6,p965-972, 1988
から引用