医療問題
医療とキャンペーン価格
‘整形’低価格のワナ
…という2008年8月5日の院長日記に書きました。
美容外科の二重まぶたは、
安売りのティッシュとは違います。
ティッシュは特売でも中味は同じですが、
低価格の整形にはワナがあります。
丁寧に二重の幅を決めて、
丁寧に手術をすると、
どんなに慣れた先生でも、
ある程度の時間がかかります。
9,800円では絶対に採算が取れません。
美容外科を選ぶ時には、
くれぐれも注意なさってください。
■ ■
美容形成外科を経営するのに…
一番お金がかかるのは人件費です。
優秀な先生を雇って…
丁寧な手術をしてもらうには…
お金がかかります。
札幌美容形成外科には私一人しか医師はいません。
アルバイトの先生もいません。
いい先生を雇うのは大変だからです。
■ ■
従業員の人件費も同じです。
優秀な人を雇うには…
それ相当のお金がかかります。
残念なことですが…
美容医療にはキャンペーン価格があります。
私から見て…
採算度外視の赤字価格があります。
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札幌美容形成外科でも開院直後には…
キャンペーン価格がありました。
でも…
その後はありません。
今後も無いと思います。
良質な医療とキャンペーン価格はなじまないからです。
人間は不思議なものです。
一度、安い価格を目にすると…
それ以上の価格では購買意欲が低下します。
■ ■
私は困っている人の役に立つのが…
医療者としての仕事だと思います。
美容整形なんて医療じゃないとか、
わきがなんて病気じゃないとか、
眼瞼下垂なんて病気じゃないという人もいます。
確かにおっしゃることもわかります。
でもキャンペーン価格で適当な手術をされるより、
保険診療でしっかり治すほうが、
国民の福祉の向上に役立つと私は信じています。
医療とキャンペーン価格はなじみません。