医学講座
職人技に感謝2014
私たちが手術で使う、
持針器(じしんき)や
鋏(はさみ)。
形成外科で使うものは、
繊細で、
先が細い特殊なものです。
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私が使っている持針器は、
日本製です。
日本製の持針器は、
日本人の手に合っています。
職人さんが、
手作りで、
一本いっぽん作ってくれます。
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持針器は、
先の部分で、
細い針を持ちます。
先には、
ダイヤモンドチップと呼ばれる、
特殊な合金が使われています。
(宝石のダイヤではありません)
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何年も使っていると、
どうしてもすり減るので
定期的に、
このダイヤモンドチップを交換する必要があります。
上手な職人さんにお願いしないと、
細い針や、
細い糸がつかめなくなります。
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私は、
いつも
アルファ・コミュニケーションという、
札幌の会社にお願いしています。
社長の坪田さんは、
元ドイツの光学機器メーカー社員。
眼科用精密器械に強い会社です。
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坪田社長が、
手術用器機の種類に応じて、
日本全国の職人さんに送ってくれます。
昨日届いた持針器、
新品のようになっていました。
感動しました。
手術で使うはさみも、
新品のように切れるようになります。
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職人技に感謝です。
持針器を直してくださったのは、
私と同年代の職人さんです。
特殊技能を持った職人さんが、
減っているそうです。
日本が誇る世界の技術。
これからもがんばっていただきたいです。
修理していただきありがとうございました。
大切に使います。