医学講座
テナントリスク2016
毎日、私の院長日記を読んでいただきありがとうございます。
Googleで【大同生命札幌ビル建替え】を検索すると、
とうとう私の院長日記、
大同生命のリスクが一位になりました。
2016年1月6日の突然の電話。
大同生命の言い分は、
この秋、長くても年内の立ち退きを希望。
どこの世の中に、
正月明けに突然、
秋まで
長くても今年いっぱいで出て行け
…と言われて平静でいられますか?
■ ■
大同生命からの宣戦布告に聞こえます。
俺は大金持ちの大同生命だ、
おんぼろのお前のビルを買ったぞ、
建て直すから出て行け!
大同生命HPに社長さんの言葉が載っています。
当社は、より多くの企業経営者・個人事業主のみなさまを様々なリスクからお守りするため、経営者を取り巻く環境変化等を踏まえた商品の開発・お客さまサービスの向上に取組んでおります。
代表取締役社長 工藤 稔
■ ■
NHKの朝ドラあさが来た、
主人公の白岡あさが大同生命の創立者です。
私だけではなく、
コンタクトオフビルで働くテナントの従業員さんも、
とても不安に思っています。
たくさんの方が、
この院長日記を読んでくださっています。
私は正直に、
相手方からの通達をすべて公表しています。
立退き料も相手方からの提示額の通りです。
■ ■
相手方には、
強力な弁護士さんがついています。
不動産業を営む人には、
お金と
立退きがつきものです。
いかにお金をかけずに、
上手に立ち退かせるかが腕の見せどころです。
■ ■
私がAMAZONで買った、
相手方弁護士の今井和男さんが書いた本を読みました。
おもしろい事例が載っていました。
【テナントリスク】
退去交渉は、
建物が老朽化しているから退去せよとの一点張りで、
一方的かつ強硬であったことから、
(店子の)態度は、硬直化していた。
■ ■
まさに大同生命不動産部の事例です。
将来を予見するかのように、
相手方弁護士さんが本に書いてあります。
興味い解決策です。
担当者は、改めて丁寧に説明することに加え、
建替え後の物件への入居を認め、
その際の賃料においても優遇し、
また、休業補償をすることなどの提案をすることができた。
…と書いてありました。
■ ■
何度も言いますが、
私が求めているのはお金ではありません。
診療の継続です。
私には、
患者さんを継続して診療する責任があります。
コンタクトオフビルで働く店子の従業員には、
自分たちの生活があります。
美容室が無くなって、
また新しい職場を見つけて、
また新しいお客さんを見つけるのは、
とても大変なことなのです。
テナントリスクで竣工が遅れないように、
一日も早く新しい診療所と店舗を見つけてください。