医学講座

院長は大変です

 昨日の院長日記、
 にやり、ほっとに書きました。
 昔は大きな病院の院長に就任すると、
 先生おめでとうございます
 …と言ったものです。
 最近は、
 先生ご苦労様です
 (先生、大変ですね)
 (先生、事故がないことを祈ります)
 (先生、訴訟がないことを祈ります)

 院長在任中に
 謝罪記者会見に出ることもあります
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 私は現在61歳です。
 今年9月で62歳になります。
 私と同年代の先生が大きな病院の院長です。
 大きな病院の院長になれなかったから、、、
 負け惜しみで言うのではありません。
 院長は大変です
 私のように個人経営で、
 経営も医療も一人で決められる院長はまだマシです。
 大きな病院の院長は経営者が別です。
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 公立病院を経営するのは、
 地方自治体です。
 自治体病院の院長は、
 議会で説明したり追及されたりします。
 毎年議会の時期になると、
 歴代の院長は大変そうでした。
 病院経営が黒字だといいですが、
 赤字病院院長は大変です
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 JA帯広厚生病院黒字病院でした。
 黒字病院でも、
 大きなことを決めるのは、
 JA北海道厚生連本部でした。
 JA北海道厚生連には、
 赤字の病院もありました。
 JA北海道厚生連全体の収支が黒字か赤字かで、
 いろいろなことが決められていました。
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 美容形成外科の経営も楽ではありません
 うかうかしていると、
 すぐに倒産の危機です。
 クリニックの特徴がないと
 生き残れません。
 うちでしかできない
 という手術や治療がなければ倒産です。
 私が得意とするのは、
 繊細で丁寧な手術です。
 簡単に、マネのできない手術です。

 まだ、もう少し生きのびようと思っています。

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