医学講座
中国の新型肺炎2020
今日は2020年1月22日(水)です。
北海道新聞朝刊に、
中国の新型肺炎のことが載っていました。
道内、水際対策を徹底 新型肺炎の発症相次ぎ
中国で新型コロナウイルスによる肺炎の発症が相次ぐ中、中華圏から道内への観光客が増える春節の連休を控え、空港やホテルなどは水際対策を急ぎながら、受け入れ準備を進めている。
「せきや発熱など症状がある場合は検疫官にお申し出ください」。春節を前に、中華圏からの観光客でにぎわう新千歳空港国際線ターミナルビルで21日、小樽検疫所千歳空港検疫所支所の職員が、中国語や英語で書かれたポスターを掲げ、新型肺炎への注意を呼びかけた。
同支所では感染症の水際対策として、国際線で到着した旅客全員の体の表面温度をサーモグラフィーで計測。36.5度以上を検知した場合は、検疫官が支所内の健康相談室に誘導して渡航歴などを確認し、新型肺炎が疑われる症状があれば、専門病院の受診を促すという。
市立札幌病院には道内で唯一、エボラ出血熱など、最も危険性が高い「一類感染症」に対応できる感染症病棟があり、新型肺炎患者が運び込まれた場合に備え、院内の連絡体制や防護服の着脱方法の確認などの手順をあらためて確認した。担当者は「保健所からの要請があれば、すぐに受け入れる準備はできている」と話す。
一方、中華圏の宿泊客による売り上げに期待するホテルや温泉旅館なども、対策を進める。札幌市南区定山渓のあるホテルは、外国人がチェックインする際、発熱など症状が軽度でも従業員に相談するよう、案内に力を入れている。出入り口やエレベーターには消毒用アルコールを設置。担当者は「春節の入り込みに期待しており、万全の態勢で迎えたい」と話す。
定山渓観光協会によると、これまで外国人観光客の半数を占めてきた韓国人旅行客が、日韓関係の悪化を受けて昨年8月から減少。同10月には前年同月の6分の1以下に激減した。
登別温泉も韓国人客の減少に苦慮しており、「春節特需」に期待を寄せる。例年、春節シーズンは、ホテルや近辺が中華圏からの客でごった返すといい、老舗ホテル「第一滝本館」の担当者は「万一の感染に備えつつ、多くの中国人旅行客を迎えたい」と言う。
感染症に詳しい医師で元小樽市保健所長の外岡立人さん(75)は「未知のウイルスで危険性はまだ分からない。最新の情報を確認した上で、人混みを避けるなどの対策をとってほしい」と話す。(三坂郁夫、石垣総静、五十嵐俊介)
(以上、北海道新聞より引用)
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韓国からのお客さんが減っているので、
中国から観光客にいらしていただきたいのが本音です。
新型インフルエンザ
2008年10月27日の院長日記で、
外岡立人とのおかたつひと先生をご紹介しています。
残念なことに先生のHPはなくなってしまったようです。
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外岡先生のコメントに、
未知のウイルスで危険性はまだ分からない。
最新の情報を確認した上で、
人混みを避けるなどの対策をとってほしい
…と書かれていました。
ホテル業や航空機の乗務員さんは、
中国からいらした方たちと接触します。
手洗いをよくすることが大切だと(私は)思っています。