医学講座

明日から第64回日本形成外科学会

 今日は2021年4月13日(火)です。
 まん延防止等重点措置が出されています。
 明日から東京で第64回日本形成外科学会が開催されます。
 私は感染対策をして、
 学会に参加します。
 WEB配信ではわからないこともあります。
 一年に一度の形成外科の勉強の機会です。
      ■         ■
 今年の学会長は、
 獨協医科大学形成外科学の朝戸裕貴教授です。
 東大形成外科の助教授をなさっていらした先生です。
 顔面神経再建の思い出
 2011年9月14日の院長日記です。
 私が札幌医大から東大病院に患者さんをご紹介いたしました。
      ■         ■
 私が顔面神経再建の手術をして、
 術後2ヵ月しても…
 若い女性患者さんの麻痺した側の顔の表情は…
 まったく動きませんでした。
 先生、ほんとうに動くようになるのですか…?
 もし動かないなら…
 早めに他の方法で治した方がいい…
 …と言う先生もいらっしゃるようです
      ■         ■
 患者さんの不安はもっともです。
 当時、東大病院形成外科では…
 顔面神経麻痺の再建を盛んになさっていました。
 患者さんのご希望で…
 当時、東大形成外科で助教授をなさっていらした、
 朝戸裕貴先生(現、獨協医科大学形成外科教授)にお願いして、
 セカンドオピニオンをいただきました。
      ■         ■
 私が紹介状を書いて…
 患者さんは東大病院まで行かれました。
 朝戸先生のセカンドオピニオンは、
 今すぐに再手術をしないで、
 もう少し神経の回復を待ってみましょうでした。
 私も患者さんも安心して待つことにしました。
      ■         ■
 東大から帰って数ヶ月後でした…
 ♡先生うごいてきました♡
 患者さんの麻痺した顔面が…
 わずかに動き出しました。
 少しずつですが…
 麻痺していた顔面が動くようになりました。
 手術後一年もすると、
 日常生活で不自由することはなくなりました。
      ■         ■
 その後も、
 フェイスリフト手術後に顔面神経麻痺になったと、
 ご相談を受けた患者さんをご紹介しました。
 朝戸先生はとても親切に診てくださいました。
 私が尊敬する形成外科医です。
 下の写真は獨協医科大学形成外科HPの写真です。
      ■         ■
 獨協医科大学形成外科は、2006年4月に開設され、北関東の形成外科治療の中核を担う施設です。
 小耳症 や顔面神経麻痺など、特殊性の高い疾患の治療のために、全国から患者さまが受診されていらっしゃいます。
 当科は広く形成外科一般について診療を行っています。
 〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林880

獨協医科大学形成外科朝戸裕貴教授

“明日から第64回日本形成外科学会”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ