医学講座
第64回日本形成外科学会(東京)③
まん延防止等重点措置が出ましたが、
第64回日本形成外科学会は無事に終了しました。
今年の学会は朝戸裕貴会長のご意向だと思いますが、
形成外科の保険診療で、
丁寧に手術をなさる先生の発表が多かったと感じました。
形成外科が大好きな私にはとても有意義な学会でした。
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特に印象に残ったのは、
さくらんぼさんが気にしていらした、
東京慈恵会医科大学形成外科学講座宮脇剛司教授の、
鼻中隔外鼻形成術についてでした。
美容目的の手術ではなく、
外傷や生まれつきの異常で、
曲がったり、
鼻の通りが悪い患者さんを、
丁寧に治す手術です。
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他院で鼻中隔の手術を受けたのに、
不満足な結果で、
鼻中隔に穴があいてしまった患者さんもいました。
とてもきれいに治っていました。
鼻を高くするのが目的の手術ではありませんが、
美しい仕上がりになっていました。
私はこれが形成外科の手術だと思います。
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宮脇教授のすごいところは、
耳鼻科の先生と一緒に手術をなさっているところです。
鼻の通りを診るのは、
やはり耳鼻科が上手です。
アレルギーなどの病気を治すのは、
耳鼻科が上手です。
鼻が曲がって困っている人とか、
鼻の通りが悪くて困っている人には、
東京慈恵会医科大学形成外科の宮脇剛司先生をおすすめします。