医学講座

第64回日本形成外科学会(東京)②

 今日は第64回日本形成外科学会の2日目です。
 朝9:00から学会で勉強していました。
 私が聞いたのは、
 皮膚腫瘍外科分野指導医第22回教育セミナー
 司会:古川洋志(愛知医科大学 形成外科)
 「付属器系悪性腫瘍の診断と治療」 順天堂大学医学部附属浦安病院 形成外科 林 礼人
 「乳房外Paget病」 国立病院機構大阪医療センター形成外科 吉龍澄子
 教育講演4「鼻」
 司会:武田 啓(北里大学医学部 形成外科・美容外科学)
「鼻中隔外鼻形成術について」
 宮脇剛司(東京慈恵会医科大学 形成外科学講座)
「短鼻の治療戦略」
 力丸英明(久留米大学形成外科・顎顔面外科)
 教育講演5「眼瞼・眼窩」
 司会:前川二郎(横浜市立大学 形成外科)
「眼瞼手術の再考 ―オキュラーサーフェスの環境整備―」
 朝村真一(和歌山県立医科大学 形成外科)
「眼窩周囲の骨折 ―アプローチと整復の基本―」
 清水雄介(琉球大学大学院医学研究科 形成外科学講座)
 教育講演6「創傷」
 司会:館 正弘(東北大学医学系研究科 形成外科)
「長期臥床患者の関節拘縮に対する筋・腱切り術 ~褥瘡治療への応用~」
 横田和典(広島大学病院 形成外科)
「見えてきた!ケロイド・肥厚性瘢痕形成のメカニズムと治療法」
 小川 令(日本医科大学 形成外科)

      ■         ■
 コロナ禍で東京への出張ができない先生も
 何人かいらっしゃいました。
 北大形成外科の先生はいらしてないようです。
 今日はオンラインで講演していただきましたが、
 とてもよく聞こえました。
 私はもともと形成外科医なので、
 美容目的の手術よりも、
 形成外科や再建外科の手術に興味があります。
      ■         ■
 私が知らない間に、
 皮膚悪性腫瘍の治療方針が変わっています。
 私が皮膚癌の手術をすることはありませんが、
 患者さんを診察した時に、
 悪性腫瘍を見落とさないように注意しています
 66歳でも最新の知識を仕入れて、
 患者さんに一番いい医療を提供したいと思っています。 

“第64回日本形成外科学会(東京)②”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    本間先生は医者の鏡ですね。個人的には鼻中隔外鼻形成術が興味があります。明日もお気をつけて!

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。お褒めいただきありがとうございます。私は形成外科が好きなだけです。私のように毎回学会に参加している形成外科医もたくさんいます。鼻中隔外鼻形成術についての講演をしてくださった、東京慈恵会医科大学 形成外科学講座の宮脇剛司教授はとても信頼できる先生です。耳鼻科と形成外科が協力して手術をなさっています。鼻中隔の手術も先生によってはトラブルがあるようです。宮脇先生に手術をしていただいた患者さんは幸せです。

  2. なっちゅん より:

    学会お疲れ様です。
    お医者様である限り、
    学会で学ばれ
    知識を得ようとする意欲
    素晴らしいです。
    頭が下がります。

    私は顔の全部が気になりますが
    もう歳なので鼻や輪郭よりも
    眼瞼下垂に興味があります。

    マスクは鬱陶しいですが、
    コンプレックスが隠れるので
    悪くもないかなと
    思うようになりました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。形成外科学会は美容目的の手術ではなく、形や機能を改善する手術を目的としています。原則として保険診療です。今日お聞きした先生のご発表は保険診療でも美容外科以上にきれに治っていました。眼瞼下垂症も保険で上手に治してくれる先生を選ぶといいです。

  3. えりー より:

    学会ご出席お疲れさまです。
    医学は常に進歩していると思うので、
    本間先生のように
    意欲的に学ばれることは
    早期発見早期治療に繋げてくださり
    大切な命を救ってくださる偉業だと
    思いました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。医学は毎日進歩しています。5年前の常識が通じなくなるのが医学です。今日お聞きした国立病院機構大阪医療センター形成外科 吉龍澄子先生の乳房外Paget病パジェット病も、昔は乳房外ページェット病と呼んでいました。手術前にマッピングという生検をしていましたが、今はしないのが主流で切除範囲の決め方も昔と違いました。リンパ節郭清の考え方も昔とは変わっています。毎年勉強することの必要性を痛感しました。医業を続ける間は高齢者医師でも毎年学会に参加するべきです。

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