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帯広・藤丸が2023年1月閉店

 今日は2022年7月7日(木)です。
 札幌は暑い一日でした。
 さいわい、風があったので、
 まだ過ごしやすいです。
 今朝の道新に、
 とてもショックな記事が出ていました。
 元帯広市民の一人として残念です。
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 2022年7月7日、北海道新聞朝刊の記事です。
 帯広・藤丸が来年1月閉店 経営陣退き全従業員150人解雇 規模縮小し再開案も
 【帯広】道内資本最後の百貨店で、経営難が続いていた藤丸(帯広)が自力再建を断念し、私的整理による事業再生の検討に入ったことが6日、分かった。来年1月末で閉店する。観光宿泊施設運営などを手掛けるベンチャー企業「そら」(帯広)に、藤丸の屋号と事業を引き継ぐ新会社を設立し、事業規模を縮小して営業再開することを要請している。経営陣は退く方向だ。
 関係者によると、8階から地下1階まで営業フロアがある現店舗を閉店後に耐震改修し、来年の営業再開を目指す。そら側も十勝経済の象徴として屋号を残す意向とされるが、支援の枠組みは未定。事業形態も従来の百貨店を継続するのか、テナント業などに業態を転換するのかなど、複数案が出ている。
 そらを中心とした新会社が設立された場合、藤丸の経営陣は退陣し、現在の会社は廃業する。従業員約150人は解雇するが、再開時の事業規模に応じて再募集する考えという。7日以降、従業員向けに説明会を開く。
 藤丸の2021年8月期決算は、営業損失2億6600万円と7期連続で赤字を計上。売上高は前期比6.4%減の約44億7600万円で、ピークだった1992年の3分の1に落ち込んでいた。藤本典成副社長は取材に「今の事業形態のままでは、単独では継続が難しいと判断せざるを得ず、閉店を決めた」と説明した。
 ただ藤丸の再建を巡っては、地権者などの権利関係が複雑で難航も予想される。
 そらの米田健史社長は北海道新聞の取材に「現段階で会社としてお伝えできることは何もない」と述べるにとどめた。(鈴木宇星、高橋澄恵)
 <藤丸> 1900年(明治33年)、富山県出身の故藤本長蔵氏が呉服店「北越呉服」として帯広市に創業。屋号は創業者の姓にちなむ富士の山の下に、商売が長く和やかに続くようにと丸い円を記した。1930年(昭和5年)に百貨店となり、1982年には現在地に地上8階建ての現店舗を開業。藤本長章社長は4代目で、1987年に就任した。2020年に創業120周年を迎えた。従業員数は約150人。
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 「藤丸さんが…」十勝に衝撃 1月末閉店、営業継続願う声も
 百貨店藤丸が、来年1月末で閉店する方針が明らかになった6日、十勝の経済界や市民に衝撃が走った。創業122年の老舗。道内唯一の地場資本の百貨店で「藤丸さん」として親しまれてきた。市は8階に市民活動交流センターを設けるが「情報がない」と戸惑いを隠せず、住民からは営業継続を願う声が上がった。
 「何も聞いていない。よく分からない」。藤丸と取引する帯広市内の企業幹部は言葉少なだ。帯広商工会議所の創立100周年記念式典で、藤本長章社長に会ったが、何も報告はなかったという。
 藤丸の売り上げは郊外型の量販店の進出による競争激化や、中心市街地の空洞化に伴う集客力低下などで減少。さらに新型コロナ禍が追い打ちをかけた。これまで藤丸とイベントで協力してきた帯広の会社代表は「正直、今までよくもった。閉店と聞いても寝耳に水ではない」とも明かす。
 帯広市は2006年、中心市街地活性化の一環として、藤丸内に市民活動交流センターを開設し、囲碁や将棋を楽しむ市民も多い。ただ、閉店に関して藤丸側から何も報告がないとし、市幹部は「早急に関係者から事情を聞く」と述べた。
 経営者が入れ替わって営業を再開する可能性もあるが、地域住民からは残念がる声が上がった。音更町の主婦坂井真紀子さん(67)は「藤丸で服やお中元を買うことがステータスだった。このまま営業を続けてほしい」と望む。帯広市の会社員清水かほりさん(44)も「高価な贈り物を買うときは藤丸を重宝していた。ただ、近年は客が少ないと肌で感じており、帯広の中心市街地はどうなるのか心配」と困惑した。(泉本亮太、古谷育世)

(以上、北海道新聞より引用)

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 道新の記事を読むと、
 私がJA帯広厚生病院に赴任した
 1995年(平成7年)は売上がピークだったようです。
 帯広市の中心部に、
 藤丸とイトーヨーカドーがありました。
 ヨーカドーはかなり前に閉店しました。
 全国どこでも百貨店が苦戦しています。
 従業員150人の雇用が心配です。

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