医学講座

豊胸手術の重大事故

 今日は2022年11月5日(土)です。
 昨日の院長日記、
 豊胸手術の事故2022に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました
 脂肪吸引で亡くなったのは知っていましたが、
 豊胸でもあるのですね。

 残念ですが豊胸手術の重大事故があります。
 死亡事故もあります。
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 芸能プロダクション提携
 2007年6月26日の院長日記です。
 豊胸手術で植物状態、美容外科医に1億7000万円賠償命令
 日経新聞2003年11月28日(金)22時00分
 全身麻酔で豊胸手術を受けた後に植物状態になった埼玉県の女性(29)と元夫が、障害が残ったのは麻酔管理のミスが原因だとして東京都渋谷区の美容外科医院「アクアクリニック」の医師を相手に損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。前田順司裁判長は医師の責任を認め、計約1億7000万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は2001年4月に手術を受けたが、手術終了後も意識が回復しなかった。医師は約2時間40分後に119番通報し、女性は大学病院に運ばれて治療を受けたが、植物状態となった。
 医師の記録では手術後約30分で119番通報したことになっていたが、前田裁判長は「記録は後日、自分に有利なように虚偽の内容を記載したもの」と断定。「手術後に適切な処置をし、早急に救急病院に運んでいれば、女性に重い障害は残らなかった」と結論付けた。
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 こんなネットの記事もありました。
 テレビ朝日 ザ・スクープ 告発!恐怖の美容外科医~リピーター医師放置の実態~
 2003年5月スクープスペシャルでリピーター医師問題取り上げてから1年、厚生労働省は医道審議会の機能強化やリピーター医師の再教育などを検討する「医療事故対策緊急アピール」を発表した。しかし、リピーター医師野放しの実態はなんら変わっていない。例えば、今でも全国にチェーン展開し、女性誌などに大々的な広告を掲載しているある有名美容クリニックの場合・・・
 2003年11月、豊胸手術を行う際、ずさんな全身麻酔により患者を植物状態にしたとして、東京地裁は美容外科医A氏に1億7000万円の損害賠償を命じる判決を下した。インフォームド・コンセントを行わず、手術ミス後も患者を3時間近く放置、その事実を隠蔽するためカルテを捏造するなど「医師にあるまじき悪質な行為」であった。
 さらに番組に寄せられた内部告発に基づいて取材を進めていくと、驚くべき事実が次々と浮かび上がってきた。
 何とA氏は大学で内科を勉強してきたが、内科医としての研修をわずか2年で中断し、1998年に突然美容外科を開業。麻酔医や看護師は一切立ち会わせず、1人で麻酔と手術を行い、少なくとも2001年4月から6月の間に同様の麻酔事故を3件起こしていたという。さらに、クリニックは「無痛手術」「無傷手術」を謳い文句に派手な宣伝を行ってきたが、これらは医学上あり得ない虚偽広告であり、実際には余りに初歩的なミスによる被害者が続出。A氏は形成外科学会や保健所でも有名な問題医師であった。
 ひとたび医師免許を取得すれば、何科でも自由に開業でき、誰でもメスを握れる危険な現実! 何度医療ミスを繰り返しても、誰もその暴走を止められない恐怖の実態!多くの被害者や医療関係者の証言により、リピーター天国と言われるこの国の医療制度の致命的欠陥を浮き彫りにする。

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 そのクリニックのカウンセリングがネットに残っています。
 ボッタクリが行われている様子
 このクリニックはもうありませんが、
 医師免許さえあれば誰でも開業できるのが美容外科です。
 SNSやネットにはうそもあります。
 くれぐれも気をつけていただきたいです。
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 豊胸手術の事故2022の写真を見て、 
 うちの奥さんが『私が見てもひどい縫い方』と言ってました。
 どこのクリニックかわかりませんが、
 同業者として残念なことです。
 大阪急性期・総合医療センターで助けていただいてほんとうによかったです。
 残念なことに高度の医療を提供できる医療機関が、
 サイバー攻撃で、
 2022年10月31日からまだ機能が停止しています。
 国に厳重に取り締まってほしいです。
 病院の力だけでは無理です。 

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