医学講座
コロナ後遺症難民
今日は2022年11月27日(日)です。
寒いです。
札幌の予想最高気温は5℃
最低気温は2℃です。
山形も寒そうです。
来週は札幌も山形も雪マークです。
11月もあと4日です。
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昨日の院長日記、
新型コロナ「5類」引き下げ本格検討への続きです。
さくらんぼさんから、
コメントをいただきました。
東北の昨日の死者数はかなり増えています。
治療薬の確立普及した上でインフルエンザ並みに扱ってほしいです。
若い人も死者数が増えています。
よく調べないで申し訳ございませんでした。
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コロナ後遺症難民が増えているそうです。
コロナの後遺症で困っているのに、
診療報酬が安くて赤字になるので、
診てくれる医療機関がないようです。
Yahoo!ニュースに出ていた先生のお言葉です。
後遺症患者1人に対し、15分程度は診察にかかってしまうことが多いです。
15分かかっても、結局5分以内で終わるような血圧や糖尿病の治療よりも遥かに少ない診療報酬です。
これでは、コロナ後遺症に取り組もうという医療機関が出てこないのは仕方がないところがあると感じています。
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私はこの院長先生のお言葉がよく理解できます。
保険診療で一人15分かけて説明しても、
30分かかって診察をしても、
医療機関がいただける診療報酬は同じです。
時間がかかる患者さんが増えると、
その病院は赤字になります。
経営者としては大変なことです。
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高血圧や糖尿病の患者さんを診察すると、
特定疾患療養管理料という報酬がいただけます。
コロナ後遺症にはこれがありません。
疾病分類も大切ですが、
困っている患者さんが適切な医療を受けられないのも困ります。
感染がすぐに収束することはないと思います。
日本国民が安心して生活できる仕組みが必要です。
厚生労働省にはしっかりと考えていただきたいです。