医学講座
日医工への貸出金_回収不能の恐れ
今日は2022年11月18日(金)です。
昨日のYahoo!ニュースです。
日医工への貸出金 回収不能か遅延の恐れ
事業再建をめざす富山市の大手ジェネリック医薬品メーカー、日医工に対する貸出金などについて、取り引きのある地方銀行が相次ぎ、回収不能、または回収が遅れる恐れがあると発表しました。
日医工が私的整理の一つ「事業再生ADR」の手続きとして、債権放棄など金融支援の要望を含む事業再生計画案を示したためです。
このうち、富山市の北陸銀行は貸出金など193億6200万円の債権が回収できなくなるか、遅れる恐れがあると明かにしています。北陸銀行の持ち株会社であるほくほくフィナンシャルグループは、今後の見通しについて「必要な引き当てを既に実施済みで2023年3月期の連結業績予想に変更はない」としています。
また、中澤宏社長は今月11日の中間決算会見で「大きなダメージはない」とする感触を示していました。
ほくほくフィナンシャルグループ 中澤宏社長
「私ども監査も当然受けていますし、これは適正な処理はしていると、これからも処理をしていくということです。それ以上もそれ以下もないという」
高岡市の富山銀行は、日医工に対する債権が貸出金など合わせて49億2700万円に上ることを明らかにしています。
ほくほくフィナンシャルグループと同じように、引き当てを実施済みで、今年度通期の業績予想に変更はないとしていて、今月9日の中間決算会見で中沖雄頭取は「不測の事態に備えた」と述べていました。
富山銀行 中沖雄頭取
「比較的予防的措置ですけども与信費用、引き当てを多く積んだということでございます。これはあの、あわてて引き当てを後で積んで、あーっていうよりは、前倒しで対応したほうがですね、安定的な経営に資するんではないじゃないかなと。そういう考えに基づいております」
日医工の株主総会資料によりますと、借入金はメインバンクの三井住友銀行が428億7700万円など、今年度の中間連結決算における借入金の総額は、2009億4700万円となっています。
一方、日医工と取り引きがない富山第一銀行は、直接取り引きがなくても関連する取引先が多くあるとして懸念を示しています。
富山第一銀行 野村充頭取
「日医工自身と取引がないにしても、我々の取引先が日医工さんとの関係で一緒に仕事をしておられる方たくさんおられますし、再建に向けた動きが予定通り進んでいくのか、それとも少し別の形みたいなことになってしまうとすると、やはり影響の出方が大きく違ってくると思って、そのあたりは自分自身も心配して注視しているということです」
日医工は、事業再生計画案に基づき、金融機関と債権放棄額などを今後調整し、12月下旬以降の債権者会議で事業再生方針を固めたいとしています。
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日医工にちいこうという会社です。
あまりなじみがないかと思います。
医療機関にはとても関係がある会社です。
今朝の北海道新聞にも、
ほくほくフィナンシャルグループのことが出ていました。
北陸銀行と北海道銀行が関係しています。
私は日医工が製造販売する薬剤を心配しています。
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私が医師になってから40年以上、
日本の製薬会社は大きく変わりました。
名前が無くなって、
外資系になった会社もたくさんあります。
日本の薬剤は信頼できます。
日医工さんにもがんばっていただきたいです。
札幌美容形成外科の診療に影響はありません。