医学講座
日本美容外科学会第146回学術集会(東京)⑤
今日は2023年1月18日(水)です。
札幌は今日も寒いです。
天気は晴れていますが、
最高気温-1℃、
最低気温-8℃の真冬日です。
北海道で生まれ育った私でも、
真冬日は寒くてつらいです。
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日本美容外科学会第146回学術集会の最後です。
昭和大学形成外科は、
日本で一番最初に美容外科を標ぼうした大学病院だと記憶しています。
私に美容外科を教えてくださった、
故武藤靖夫先生は、
昭和大学のご出身で、
昭和大学形成外科で講師をなさっていらっしゃいました。
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武藤先生は知る人ぞ知る、
埋没法の大家です。
英国の権威ある学会誌に、
日本人としてはじめて、
埋没法の論文を書かれました。
武藤先生は、
昭和大学形成外科の講師もされ、
日本の有名な形成外科医を、
多数育てられました。
たくさんの先生が東京の昭和大学から、
わざわざ札幌まで、
武藤先生の手術を勉強に来られたそうです。
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そんな武藤靖夫先生が昭和大学で外来をなさっていらしても、
いらっしゃる患者さんは、
他の美容外科で手術がうまくいかなかった方が多いと、
昔、武藤靖夫先生からお聞きしました。
大学病院の美容外科に、
わざわざ二重にしてくださいと行く人は少ないです。
これは今も昔も同じだと思います。
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門松香一先生の代になっても、
昭和大学形成外科や関連病院は、
美容医療に精通した、
すぐれた先生がたくさんいらっしゃると実感しました。
美容外科で不幸な結果になった患者さんを、
少しでも元通りに治すには、
形成外科の知識だけではなく、
美容医療の知識も大切です。
今回の学会に参加して痛感しました。
素晴らしい学会を行っていただいた、
門松香一先生と昭和大学形成外科の皆さまに感謝いたします。
ありがとうございました。
武藤靖夫先生撮影