医学講座

永田先生の小耳症論文

 今日は2023年1月5日(木)です。
 2023年の目標に書いた、
 論文投稿の続きです。
 形成外科のいいところは、
 写真判定です。
 世界中に同じ病気があります。
      ■         ■
 世界中の形成外科医が、
 同じ病気の手術をしています。
 昨年ご逝去された、
 小耳症の永田悟先生が1993年に発表された論文です。
 写真を見ると素晴らしい結果がわかります。
 後世に残る論文です。
      ■         ■
 今から30年前です。
 A New Method of Total Reconstruction of the Auricle for Microtia
 Nagata, Satoru M.D.
 Plastic and Reconstructive Surgery 92(2):p187-201, August 1993.
 検索すると今でも出てきます。
 日本人の名前がついた、
 とても貴重な論文です。
 100年後でも引用されると思います。
      ■         ■
 永田先生のすごいところは、
 手術が丁寧だったこともありますが、
 絵が上手だったことです。
 正確に耳の絵もかけない医者は、
 小耳症手術をする資格がない
 …という永田先生のお言葉が耳に残っています。
 私は絵は下手ですが、
 少しでも役に立つ論文を書きたいと思っています。

永田先生の絵とサインです

“永田先生の小耳症論文”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ