医学講座
日本美容外科学会第146回学術集会(東京)④
今日は2023年1月17日(火)です。
札幌は寒いです。
昨日から雪が降りました。
今日の最高気温は-3℃、
最低気温は-10℃です。
これから一年で一番寒い時期です。
無事に東京から帰って来れてよかったです。
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日本美容外科学会第146回学術集会に参加して思うことです。
私たち形成外科医の仕事は、
事故でケガをした人を治す、
生まれつきの病気を治す、
そんな仕事が形成外科医の役割だと(私は)思っています。
私たちがふつうの病院で、
ふつうに手術をしてもトラブルになることがあります。
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今回の学会長、
門松香一先生、昭和大学形成外科主任教授のお言葉です。
コロナ禍の状況で多くの医療施設が診療を縮小しなければならない状況でしたが、マスク装着が一般的となっていたため、逆に美容外科的治療を希望する患者様が増加している状況です。
しかし、反面思わぬ結果により修復を余儀なくされている患者が多く見受けられるようになりました。我々が行っている美容医療は患者がその結果に満足することが前提で行われておりますが、不幸にも満足いく結果が得られない場合、再手術や修復を希望された際にどのように対応しているのか参加者の方々で討議されることを希望しております。
美容外科でトラブルになった患者さんを治すのは、
今の日本では形成外科がしています。
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搬送された病院によって、
命を救ってもらえることもあります。
アクアフィリングで感染しても運よく治ることもあります。
形成外科の知識や技術がないとできません。
私は68歳の形成外科医として、
美容外科で健康被害になる人が一人でも少なくなること、
もし修復しなければならない人が出たら、
少しでも元通りに治してあげることが必要だと思います。
他の医療機関で起きた事故は、
自分でも起こす可能性があります。
毎日緊張して手術をします。