医学講座

春グマ駆除を再開すべきです

 今日は2023年6月10日(土)です。
 札幌では第32回YOSAKOIソーラン祭りが開催されています。
 マイナ保険証のことばかり書いていました。
 昨日の北海道新聞朝刊に、
 とても大切な記事が出ていました。
 クマの被害を少しでも減らすために、
 春グマ駆除を再開してください。
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 ヒグマ保護も駆除も 道腐心 市街地出没多発、春期捕獲解禁 共存へ「あつれき減らす」
 道内でヒグマの市街地への出没が相次ぎ、30年以上続く道のクマ保護政策が岐路に立たされている。道は、残雪期の捕獲を奨励する「春グマ駆除」を廃止した1990年以降は保護を重視してきたが、今春から、冬眠中を狙う「穴狩り」や親子グマ駆除を解禁する「春期管理捕獲」を始めた。生息数が増える中、駆除を望む住民の声も強く、条件付きで市街地近くでの積極的な捕獲に乗り出した形だ。クマとの共存も求められ、駆除に大きくかじを切れない事情もあり、道は保護と駆除の両立に腐心する。
 「今年から始めた春期管理捕獲は、春グマ駆除の復活ととらえられると困る。目的は、クマを絶滅させることではなく、人とのあつれきを減らすことだ」。道ヒグマ対策室の武田忠義主幹は、保護政策をやめたわけではないと強調した。
 かつて行っていた春グマ駆除は、ハンターが冬眠明けや、冬眠穴に住む親子グマなどを狙った。春は雪上の足跡をたどれる上、山林にやぶが茂る前で見通しが良いため、最も捕獲しやすい時期で、クマは地域によっては絶滅寸前となった。当時の横路孝弘知事は保護にかじを切り、1990年3月に春グマ駆除を廃止した。
生息地ごとに上限
 道が新たに打ち出した春期管理捕獲は、市街地近くでの出没を抑えるのが目的だ。春グマ駆除を実施していた時期に近い2~5月に、穴狩りや親子グマ駆除を解禁した。春グマ駆除と異なり、親子グマ駆除などは市街地や畑との境界から3~5キロ以内のエリアに限り、生息地区ごとに捕獲数の上限を設けた。
 今年の春期管理捕獲の実績は、道が現在集計している。自治体関係者によると、実施を道に申請したのは札幌市や根室管内標津町など30近い市町村で、実際に駆除したのは20頭とみられる。ハンターの高齢化などの問題もあり、駆除数は道の想定より少なかった。20頭のうち、最多は後志管内島牧村の9頭で、石狩管内当別町や渡島管内八雲町などでも各1頭が駆除された。
 道が積極的駆除に踏み込んだ背景には、クマの生息数が増えたことがある。
 道内の推定生息数は春グマ駆除をやめた後の1990年度の5200頭から、2020年度は1万1700頭と倍増した。生息数増加に伴い、農業被害が出てからクマを箱わななどで捕らえる「許可捕獲」を中心に、2021年度の道内の駆除数は千頭を超えた。道ヒグマ対策室は「クマ増加に駆除が追いついていない」とし、被害がなくても市街地近くの山中では積極的に捕獲することにした。
 ただ、鳥獣保護法では生物の多様性確保がうたわれているほか、環境省は札幌市、石狩市を含む道央と道北の一部のクマを、絶滅の恐れがある地域個体群としてレッドリストに掲載している。道は同法にもとづき定めたヒグマ管理計画で、道内の五つの地域ごとに捕獲数の上限を定めている。
「すみ分けが大切」
 予防的な捕獲には、保護派から反発もある。自然保護団体「日本熊森協会」(兵庫)は2月、春期管理捕獲に反対する意見書を道に提出した。同協会の水見竜哉主任研究員(北見市出身)は「人を襲っていない個体まで駆除して殺すのは、共存に反する」と訴えた。
 酪農学園大の佐藤喜和教授(野生動物生態学)は「今は絶滅が危惧されるほどの状況でなく、春期の捕獲数を一定程度増やしても問題ない。捕獲でクマに圧力をかけ、人を恐れる慎重な個体を生き残らせ、人とクマのすみ分けを図ることが大切」と語る。(伊藤友佳子、岩崎志帆、高野渡)

春期管理捕獲でクマを追うハンター。手前がクマのものとみられる足跡=3月26日、根室管内標津町(小野田伝治郎撮影)

(以上、北海道新聞より引用)

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 声を大にして言います。
 1990年度の5200頭から
 2020年度は1万1700頭
 増えすぎです。
 クマは食物連鎖の頂点です。
 天敵がいません。
 人間が駆除しないと人間がやられます。
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 札幌市東区で男性が襲われた事故を思い出してください
 私は北海道に生まれて68年、
 こんなにクマが出たことはありません。
 大夕張の鹿島中学校では、
 クマが出て集団下校になったこともありました。
 先日亡くなった横路孝弘元知事は、
 東京で育ったのでクマの怖さを知らなかったのだと思います。
 元夕張市長の鈴木直道知事だったら、
 夕張の山奥でクマにおびえながら登下校する子供たちを知っています。
 クマにおそわれたら、ドクターヘリでも救命できないことがあります。
 春グマ駆除を再開すべきです

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