医学講座

暗証番号なし顔認証マイナンバーカード

 今日は2023年12月29日(金)です。 
 今年はクリニックの運営でも大変な年でした。
 一番大変だったのが、
 イナ保険証でした。
 私は導入するつもりはありませんでした。
 国の強引な政策によって、
 保険証廃止が決められ、
 マイナ受付がないと保険診療ができなくなります。
 仕方がなく導入しました。
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 暗証番号がいらない顔認証マイナンバーカードを道新の記事で知りました。
 あなたの静岡新聞の記事です。
 【顔認証マイナカード】医療現場にさらなる混乱も
 使途限定、DXに逆行 政策分析ネットワーク上席フェロー 竹田忠
 暗証番号が要らない「顔認証マイナンバーカード」の申請受け付けが15日、全国の自治体で始まった。
 「ただでさえ複雑で分かりにくいマイナンバー制度でまた新しいカードが出てきた。ポイントがもらえるのか?」と思われるかもしれないが、そうではない。暗証番号を設定する必要がない一方、使い道がマイナ保険証と身元確認に限定されるカードだ。
 岸田文雄首相は予定通り来年秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する方針を正式に表明した。しかし認知症患者や高齢者施設などからマイナカードに必要な暗証番号の管理を懸念する声が出ており、暗証番号なしのカードを作ることになった。
 外見は通常のカードとほぼ同じだが、追記欄に「顔認証」と記載される。医療機関の窓口で読み取り機によって顔認証するか、目視で確認する。
 課題は三つある。第一に、デジタルトランスフォーメーション(DX)に逆行する点だ。
 新たなカードでは、暗証番号が必要なオンラインでの行政手続きができない。DXの中核であるマイナポータルを使った給付金の手続きや年金・医療費の確認もできず、住民票などのコンビニ交付も利用できない。
 発行の対象者を絞るべきだが、政府は希望すれば誰でも取得でき、通常のカードからも切り替えが可能だとしている。
 二つ目の課題としては、マイナ保険証に一本化した後も、保険証機能を持つ仕組みが6種類併存することになる。
 ①通常のマイナ保険証 ②顔認証マイナカード ③マイナ保険証を持たない人のための「資格確認書」 ④マイナ保険証が使えない医療機関で使う「資格情報のお知らせ」 ⑤オンライン資格確認ができない場合に保険診療を受けるための「被保険者資格申立書」 ⑥現行の保険証(廃止後も1年間の猶予期間あり)―の6種類だ。患者も医療機関の窓口も混乱しかねない。
 その結果、制度の複雑さについていけない人や弱い立場にある人が医療を受けにくくなることが懸念される。これが三つ目の課題だ。
 本来は取得が任意であるはずのマイナカードのために、紙の保険証1枚で誰でも安心して医療が受けられるという国民皆保険がしわ寄せを受けることになってしまう。
 ではどうすべきか。三つの課題は全て現行の保険証の廃止を延期すれば済む話だ。そもそもマイナカードの取得率は11月末で72.8%だが、マイナ保険証の利用率は4.49%(10月)と6カ月連続で低下。個人情報のひも付け誤りなどの総点検を政府は終了したが、マイナ保険証への不安は簡単には払拭されていないと見るべきだろう。
 デジタル庁が掲げる「誰一人取り残されないデジタル化」を進めるためには、不安を抱く人を切って捨てるようなことがあってはならない。「デジタルファースト」ではなく「国民ファースト」の姿勢が望まれる。
   ×   ×   
 たけだ・ただし 1958年北九州市生まれ。早稲田大卒。1983年NHK入局。経済部記者、解説委員を経て2023年9月から現職。2013年のマイナンバー法成立に始まる制度の導入当初から取材。

政策分析ネットワーク上席フェロー 竹田忠さん
(以上、あなたの静岡新聞より引用)

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 私は知りませんでした。
 暗証番号なしで使えるのは便利なようですが、
 医療機関の窓口で読み取り機によって顔認証するか、
 目視で確認する

 …というのが問題です。
 マイナカード読み取り機は、
 iPhoneなどの顔認証よりおバカです。
      ■         ■
 ちゃんと写真が写っているのに、
 認識しないことがあります
 本間賢一さんですね?
 …を医療機関の職員がするのは大変です。
 朝の混雑した外来窓口で、 
 こっちもエラー、
 あっちもエラーじゃ仕事になりません。
 2024年12月3日からどうなることやらです。

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