医学講座
女性ホルモン補充療法
昨夜のためしてガッテンで、
女性ホルモン補充療法をやっていました。
タイトルは、
オンナをあきらめない!
40代からのカラダ管理
NHKも変わりました。
とても参考になる内容でした。
■ ■
見逃した方は、
11月2日(火)午後4時05分~4時50分
11月3日(水)【2日深夜】午前2時00分~2時45分
に再放送があります。
是非、ビデオに録画して、
ご覧になってください。
次が放送の要旨です。
■ ■
エストロゲンは、
妊娠や出産をコントロールしたり、
女性らしい体つきを作る大切なホルモンです。
閉経が起こる50歳前後に近づくと
分泌量が激減してしまいます。
どんなにキレイな女性でも、
年齢によるホルモン分泌の低下は防ぐことができません。
■ ■
卵巣機能の低下によってエストロゲンが減ります。
そうするとエストロゲン分泌に関係する、
脳の視床下部(ししょうかぶ)というところが混乱します。
その結果として…
視床下部がコントロールしている
自律神経のバランスまでが崩れます。
ほてりや汗、冷え
人によっては、
不眠や気分の落ち込み、頭痛、肩こり、疲労感などが出ます。
■ ■
2002年のためしてガッテンでは、
ホルモン補充療法で、
乳がんと子宮癌のリスクが増すと放送されました。
ところが…
その後の研究で、
しっかり癌検診を受けながら治療をすれば、
安全に治療できることが、
科学的に証明されました。
■ ■
残念なことに…
日本でホルモン補充療法を受けているのは、
対象年齢の女性のわずか2%です。
欧米先進国に比べると…
とても低い数字です。
エストロゲンだけではなく、
プロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンも使うのがポイントです。
2つのホルモンを使うことで、
癌のリスクが減りました。
■ ■
このホルモン補充療法は、
更年期障害に効くだけではありません。
美容外科では、
究極の若返りといわれています。
恋をすると…
キレイになるのは、
女性ホルモンが分泌されるためです。
■ ■
50歳を超えてから…
恋はちょっと難しいことがあります。
生理が不順になってきたら、
婦人科でホルモン補充療法を受けてください。
私の同級生に藤井美穂先生という女医さんがいます。
札幌医大産婦人科講師→天使病院産婦人科部長を経て
現在は時計台記念病院産女性総合診療センター長です。
とてもよい先生です。
■ ■
私が女性だったら、藤井先生にかかります。
ホルモン補充療法は保険適応です。
お肌もキレイになります。
骨も強くなります。
悪玉コレステロールも減ります。
欠点は、
生理のような出血があることです。
エストロゲンとプロゲステロンで、
子宮内膜が脱落するために起こります。
若返ったためだと考えてください。
“女性ホルモン補充療法”へのコメント
コメントをどうぞ
見逃しました。再放送情報ありがとうございます。
録画して観たいと思います。
子宮がなくなってからホルモン療法を希望した事がありましたが、なぜか医師から する必要はないと断られたのでそれ以来 お願いしてません。 子宮がないのですから出血はしませんよね。 私も 更年期みたいなので今度 婦人科を受診したら 頼んでみます。 寒い毎日ご自愛ください。
私も姉もNHKの放送を見ました。体の冷えや不眠、情緒不安定などここ1~2年悩み続けています。体調不良で仕事を休んでしまったこともあります。本当につらくなってきました。
姉はホルモン補充療法をすすめてくれましたが、私は「癌になるリスクがある」という理由でずっと尻込みしているのです。
いつも本間先生の日記を読ませていただいて、「知らないことをたくさん教えてくれる」と思っています。そしてホルモン補充療法について、もう少し積極的に考えてみたいという気持ちになりました。家族のためにも、元気な私でいたいのです。